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アシブトクチバ

2019年2月12日(火)
1956 アシブトクチバ 撮影日:2011/06/20 撮影場所:勿来駅西公園

今日,紹介するのは勿来の関で観察したアシブトクチバです。

アシブトクチバ
①アシブトクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
この蛾は勿来の関ではなく,勿来駅西公園で見つけました。
勿来の関には餌としているサルスベリやザクロが分布していないからです。
勿来駅西公園は周りが庭付きの住宅に囲まれていてそれらの植物の分布が見られるのでアシブトクチバが居るのでしょう。
似ているホソオビアシブトクチバとの区別は簡単です。
緑矢印で示した白線がアシブトクチバには無いからです。
この蛾には驚いてしまうことがあります。
それは,外縁付近の模様が捲(めく)れて見えることです。
捲れた枯れ葉に擬態して外敵から身を守っているのでしょう。
<その良い写真はこちらです。最後の写真です。>
http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Catocalinae/Dysgonia_stuposa.html


ホソオビアシブトクチバ
②ホソオビアシブトクチバ(ヤガ科シタバガ亜科) 2015/10/06撮影:北茨城
比べやすいようにこの蛾の写真を載せました。
白い帯が前翅中央をV字形に走っています。
この白帯は前縁から後縁まで,ほとんど太さが変わりません。
一番大きな違いは緑矢印で示した白い筋が見られることです。
アシブトクチバには,この線がありません。


科名 ヤガ科シタバガ亜科
和名 アシブトクチバ
開張 45~49㎜
出現月 5~6月,8~10月
分布  本州,四国,九州,対馬,奄美大島,沖縄
食餌動植物 幼虫はザクロ,サルスベリ,ヒトツバハギ,イイギリの葉を食べます。
特徴 前翅中央に太い横筋が有るのでホソオビアシブトクチバと区別できます。

帯模様 両端太い アシブトは


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ヒロバトガリナミシャク

2019年2月11日(月)
 ヒロバトガリナミシャク 撮影日:2014/06/19 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で観察したヒロバトガリナミシャクです。

ヒロバトガリナミシャク
①ヒロバトガリナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
外横線のほぼ中央に黒紋(緑矢印)が有ります。
この紋が外側に膨らんだ波形をしているのでナミシャク亜科と分かります。
似ている蛾にホソバトガリナミシャクが居ます。
でも,内横線や外横線を挟むようにしている黒紋の発達が少ないです。
更に,赤矢印の所に見られる黒紋がヒロバトガリナミシャクにはあります。
両者に共通しているのは,触角を左右に伸ばして止まることです。


ホソバトガリナミシャク
②ホソバトガリナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
比べやすいように昨日の写真を載せました。
2つ大きな違いがあります。
A外横線(灰矢印)を挟んで並ぶ黒紋が大きい。
B外縁線(緑矢印)の内側に黒紋が見られます。



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ホソバトガリナミシャク

2019年2月10日(日)
1954 ホソバトガリナミシャク 撮影日:2011/06/23,2012/07/07 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で観察したホソバトガリナミシャクです。

ホソバトガリナミシャク
①ホソバトガリナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科) フラッシュを焚いたので黄色を帯びています。
この蛾は,一見してエダシャク亜科のように見えます。
しかし,灰矢印で示した外横線の外側に波形紋様黒紋(桃矢印)が見られるのでナミシャク亜科と分かります。
この蛾は,ナミシャク亜科の蛾としては変わった止まり方をします。
それは,触角を左右に広げたまま止まるからです。
多くのものは,触角を翅の下に収容して止まります。


ホソバトガリナミシャク
②ホソバトガリナミシャク
似ている蛾にホシスジトガリナミシャクや昨日紹介したウスキオエダシャクが居るので注意が必要です。主な特徴は次のようなものです。
A内横線(黄矢印)に向かい合って並ぶ黒紋が有ります。
B外横線(灰矢印)に向かい合って並ぶ黒紋が有ります。
C外縁線(緑矢印)に向かい合って並ぶ黒紋が有ります。(黒い縁毛と向かい合っています。)
D特に発達している黒紋は,桃矢印で示したものと隣の紋の二つです。


科名 シャクガ科ナミシャク亜科
和名 ホソバトガリナミシャク
開張 24~31㎜
出現月 8月
分布  本州,四国,九州,対馬
食餌動植物 ヨモギでの飼育記録があります。
特徴 内横線・外横線・外縁線に黒紋が並んでいます。

横線に 黒紋並ぶ ホソバトガリ


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ウスキオエダシャク

2019年2月9日(土)
1953 ウスキオエダシャク 撮影日:2018/04/27,2012/05/19 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で観察したウスキオエダシャクです。

ウスキオエダシャク
①ウスキオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
横線が前縁と交差する所には,太くて濃い紋が有ります。
中央より前縁側の外横線には内と外に黒い紋が並んで居ます。
腹部背には4対ほどの黒点が見られます。


ウスキオエダシャク
②ウスキオエダシャク
薄褐色の地に細かい短線が無数に有ります。
後翅外縁中央(赤矢印)は,尖って外に出張っています。
これを尾に見立ててウスキオエダシャクと名付けたのでしょう。
あまり見られない蛾です。
それは,餌としているグミの分布が少ないからだと思われます。


科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 ウスキオエダシャク
開張 27~33㎜
出現月 4~6月,9月
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
食餌動植物 幼虫はアキグミの葉を食べます。
特徴 外横線の内と外には黒紋が並んでいます。

前縁に 大きな紋が 並んでる



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キバラケンモン・ニセキバラケンモン

2019年2月8日(金)
1952 キバラケンモン・ニセキバラケンモン 撮影日:2017/07/11,05/16 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で観察したキバラケンモン・ニセキバラケンモンです。

キバラケンモン
①キバラケンモン(ヤガ科ウスベリケンモン亜科)
似た蛾にニセキバラケンモン・キタキバラケンモンがいます。
勿来の関周辺には,キタキバラケンモンの餌となるウラジロナナカマドは分布していません。
だから,勿来の関で見られるものは,キバラケンモンかニセキバラケンモンのどちらかです。


キバラケンモン
②キバラケンモン
両者には決定的な違いがあります。
それは,緑矢印で示したように横線が見られるものがキバラケンモンです。
三角形の黒紋の上部を繋ぐように横線が走っています。


ニセキバラケンモン
③ニセキバラケンモン(ヤガ科ウスベリケンモン亜科)
ところが,キバラケンモンで見られた横線がこの蛾にはありません。
赤矢印の所に横線があればキバラケンモンですが,この写真の蛾は無いのでニセキバラケンモンです。


ニセキバラケンモン
④ニセキバラケンモン
この方法でサイトの写真を見ると,間違って同定している数は少なくありません。



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ニセミスジアツバ

2019年2月7日(木)
1951 ニセミスジアツバ 撮影日:2017/05/26 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で観察したニセミスジアツバです。

ニセミスジアツバ
①ニセミスジアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
後方へ反り返った下唇鬚(かしんひげ)からヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。
似た蛾にミスジアツバ・クロキバアツバ・ホソナミアツバが居るので注意が必要です。
名前にミスジとありますが,4本横線(青・緑・黄・桃)が走っています。
どれも,前縁近くで頭の方へ急に曲がっています。
どこのサイトの画像でも頭部の色は黒くなっています。


ニセミスジアツバ
②ニセミスジアツバ
この蛾の大きな特徴は左右の翅頂を結ぶように走る亜外縁線にあります。
それはこの横線が赤矢印付近で不明瞭になることです。
そして更に翅頂付近で焦茶色に変わり明瞭になります。
赤矢印の所で二股になっているのもこの種の特徴です。



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ドアイウンモンヒメハマキ

2019年2月6日(水)
ドアイウンモンヒメハマキ 撮影日:2016/06/26 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で観察したドアイウンモンヒメハマキです。

ドアイウンモンヒメハマキ
①ドアイウンモンヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)
ネットに掲載されている資料は約24件と大変少ない蛾です。
赤矢印で示した所から翅頂まで黒や白の筋模様が見られます。
だから,この蛾はヒメハマキガ亜科と分かります。
この模様をヒメハマキ模様と覚えておくと同定が速やかに進みます。


ドアイウンモンヒメハマキ
②ドアイウンモンヒメハマキ
上から観察すると二つの焦茶色紋が見られます。
頭に近い方は三日月形で,遠い方は三角おにぎりの形をしています。


ドアイウンモンヒメハマキ
③ドアイウンモンヒメハマキ
名前に付いている「どあい」には,どんな意味があるのでしょうか。


科名 ハマキガ科ヒメハマキガ亜科
和名 ドアイウンモンヒメハマキ
開張 16~20㎜
出現月 8月
分布  北海道,本州
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

背に二つ 三日月紋と むすび紋



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マルシラホシアツバ

2019年2月5日(火)
1949 マルシラホシアツバ 撮影日:2012/07/08 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で観察したマルシラホシアツバです。

マルシラホシアツバ
①マルシラホシアツバ雄(ヤガ科クルマアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。
この事からヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。
似ている蛾にオオシラホシアツバが居ます。
そのオオシラホシアツバの白紋はV字形をしているので区別がつきます。


マルシラホシアツバ
②マルシラホシアツバ雄
ところが,このマルシラホシアツバの白紋と似ているものはなかなか見つかりません。
ネットの画像は,ほとんどが楕円紋で翅頂側がぎざぎざになっていません。
やっと「四国産蛾類図鑑」で訳が分かりました。
それは雄雌の違いでした。
白紋が楕円紋なら雌です。
白紋の翅頂側がぎざぎざなら雄です。


科名 ヤガ科クルマアツバ亜科
和名 マルシラホシアツバ
開張 42~50㎜
出現月 5~7月
分布  本州,四国,九州,対馬,屋久島
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 雄と雌では白紋の形が違います。

ぎざぎざは 雄の白紋 雌楕円


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ノコメセダカヨトウ

2019年2月4日(月)
1948 ノコメセダカヨトウ 撮影日:2011/07/06,2012/06/27 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で観察したノコメセダカヨトウです。

ノコメセダカヨトウ
①ノコメセダカヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
開張が56~60㎜と大きい蛾です。
前翅の色は淡褐色からチョコレート色まで変異が大きいです。
<淡褐色のノコメセダカヨトウの写真はこちらです。>


ノコメセダカヨトウ
②ノコメセダカヨトウ
前翅の外縁は焦げ茶色になっています。
でも,後翅の外縁は淡褐色です。
外縁がぎざぎざに曲がっています。
その様子を鋸(のこぎり)の目に見立ててノコメセダカヨトウと名付けています。


ノコメセダカヨトウ
③ノコメセダカヨトウ
後縁が赤味を帯びて写っています。
おそらく近い距離でフラッシュを焚いたからだと思われます。



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シロモンクロエダシャク

2019年2月3日(日)
シロモンクロエダシャク 撮影日:2012/07/03~07/05 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で観察したシロモンクロエダシャクです。

シロモンクロエダシャク
①シロモンツマキリアツバ  白い地色は雌です。(シャクガ科エダシャク亜科)
あまり見られない蛾です。
雄と雌では地色が違います。
雌の地色は白いです。
雄は黒いです。


シロモンクロエダシャク
②シロモンツマキリアツバ雄(シャクガ科エダシャク亜科)
黒い地色なので雄と分かります。
更に雄はこの写真のように櫛歯状の触角を持っています。


シロモンクロエダシャク
③シロモンクロエダシャク雌
あまり見かけないのは,餌としている植物の分布が少ないからと思われます。
食草のマユミ,コマユミ,ツリバナ,ヒロバツリバナは数えるほどしか有りませんし,ツルウメモドキ,クロヅル,ツルマサキは蔓性の植物でまばらに生えているだけです。


科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 シロモンクロエダシャク
開張 28~38㎜
出現月 6~7月
分布  北海道,本州,四国,九州
食餌動植物 幼虫はツルウメモドキ,マユミ,コマユミ,ツリバナ,ヒロバツリバナ,クロヅル,ツルマサキの葉を食べます。
特徴 雄と雌では紋様が違います。

雄黒く 雌は白地に 黒い筋



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