キクセダカモクメ フード付きの奇抜な蛾


キクセダカモクメ フード付きの奇抜な蛾
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キクセダカモクメ 幼虫はキク科の花を食べる。 撮影日:2013/04/30 場所:勿来の関

 今日(2013年4月30日)は勿来の関に行く前から期待していました。一日暖かくしかも,下弦の月前の明るい月夜を厚い雲が隠してくれていて暗い晩だったからです。こんな夜は蛾が出現しない訳がありません。
 案の定,最初の建物の蛍光灯の周りには,小さい蛾が5種類とアオシャク亜科の蛾が1種類いました。上の建物には細長い蛾が,蛍光灯に止まっていました。オオエグリシャチホコにしては小柄な感じがしました。手が届かないので取っておいたススキで払い落としました。逃げ出さないうちに床に落ちた蛾を
写真に撮りました。黒っぽくて細長い蛾でしたが,フードを付けたように見える未見の蛾でした。こんな奇抜な格好をしているので驚きました。

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キクセダカモクメ 縦の筋模様を木目に見立てている 撮影日:2013/04/30 場所:勿来の関

 シャチホコガを最初に探しましたが見つかりません。次に,頭部がミミズクのような格好をしているトガリバガ亜科を調べましたが出ていません。それから,キノカワガ亜科を探しましたが見つからないのでヤガ科を調べることにしました。
 ヤガ科は一番大きな科で多くの種があり辟易してので探したくないのですが,それでは名前が分からないので頑張ることにしました。調べる図鑑はいつものように「四国産蛾類図鑑」です。そっくり同じものはありませんでしたが似た紋様の蛾が掲載されてありました。それを手がかりにして調べていくと3種類の蛾のどれかとまで分かりました。その3種類のデータは次の通りです。
タカネキクセダカモクメ:開張47-53mm成虫出現月8
キクセダカモクメ:前翅長21-24mm成虫出現月5-6,8-9
セダカモクメ:開張35mm成虫出現月8-9

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キクセダカモクメ フードを付けているようで奇抜である。 撮影日:2013/04/30 場所:勿来の関

 このデータによるとタカネキクセダカモクメとセダカモクメの出現は8月でキクセダカモクメだけがずっと早く5-6月です。実際に写真の蛾の前翅長を測ると20~21mmありました。この蛾の所属しているセダカモクメ亜科の蛾のデータがわずかしかなく確かなことは言えませんが直感でキクセダカモクメの画像がこの写真に似ていると思いました。それと出現月が唯一5-6月と早いのはキクセダカモクメだけなので私はこれで間違いないと思っています。

 幼虫の餌はキク科植物のゴマナの花、ユウガギクの花、シラヤマギクの花、ヨナメの花だそうです。だから名前の先頭にキクが付くのでしょう。さらに,前翅の紋様が正目の板のように縦真っ直ぐの木目なのでモクメと呼ばれるのでしょう。


五七五

 出る月が 唯一早く 決め手なり

 格好が フード付けてて 奇抜なり


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