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コウモリガ

2015年9月14(月)
コウモリガ 撮影日:2015/09/14 場所:勿来の関

 コウモリガ科のコウモリガの紹介です。
 窓の内側には何やら大きいものがぶら下がっているように見えます。まっすぐその場に進んでいくと,コウモリガ科らしい蛾が窓枠にぶら下がっています。
コウモリガ
最初はこんなかっこうでぶら下がっていたコウモリガ。ガラスに接触している左右の前縁と前縁の幅が狭く体が横に倒れています。足が紫色に写るので不思議でした。
 何枚か撮った後,窓の外が明るく上手く写せないので,キンミズヒキの茎に掴ませて場所を移動しました。緑色の茎が下になっている写真がそのときのものです。翅を広げないと不安定で横に倒れてしまいます。やっと起こすと翅を広げてくれました。チャンスとばかりにすかさず何枚か撮りました。そうこうするうちに羽ばたき一番下の桟にぶら下がりました。

コウモリガ
キンミズヒキの茎に掴まって移動したばかりのコウモリガ。翅を横に大きく開いています。
 写真を撮っていて感じたことは,翅が白っぽく見えていたのに薄紫を帯びていることに気づきました。足の中程から先の方が濃い紫色に光るのには驚きました。特に,強い光を浴びると紫色が濃くなります。

コウモリガ
次第に翅をすぼめてきたコウモリガ。前翅長40mmには不釣り合いの触角が確認出来ます。
 雌は飛ながらも産卵するそうです。草本を食べていた幼虫はやがて木本に,木本を初めから食べていた幼虫は続けて木本を食べるそうです。食べる物は葉でないらしく茎・枝・幹の内部のようです。侵入口には糞を付着させる変わり種です。

コウモリガ
続けて写真を撮っていたら,突然,直ぐ脇の窓枠にぶら下がったコウモリガ。光を浴びると足は濃い紫色になるようです。

 科名 コウモリガ科
 和名 コウモリガ
 大きさ 開張 45~110mm 前翅長40mm
 食餌動植物 多食性で草本を食べていた幼虫は移動して木本の幹・枝・茎に進入します。樹木を食べていた幼虫はそれを食べ続けます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月 8~10月 
 特徴 糞が侵入口に付着しています。飛ながら産卵します。

光浴び 紫色に 光る足


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Secre

こんにちはヾ(^▽^)ノ

出ましたね、コウモリガ

不気味な容姿の蛾ですよね、こちらにも割りと見られますが不思議な感覚の蛾です。

見るとついつい撮影しちゃいますねぇ(^-^)

だんちょう さんへ

コウモリガの仲間を見たのは,これで二回です。
私も不気味な感じを持ちました。
でも珍しいので何枚も撮影しました。
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