ミヤマクワガタ2 警戒する雄の行動
2015年7月15日(水)
ミヤマクワガタ2 警戒する雄の行動 撮影:2015/07 撮影場所:いわき市
昨日に引き続きミヤマクワガタ雄の行動について観察したことをお話しします。
昨日,ミヤマクワガタが居た樹液がでる木を見に行きました。すると,昨日のカップルの雌がまだ,樹液をなめていたではありませんか。雄の左大顎(おおあご)先端近くに木くずのような物がついていたから昨日見た雄と断定しました。

昨日と同じ場所で樹液をなめずにじっとしていたミヤマクワガタ雄。右下にはコクワガタがいます。
このミヤマクワガタ雄の前翅にはうっすらと金毛が生えています。羽化後間もない個体と思われます。
昨日より甲虫類が集まっています。雄の下に何か居るようなので覗きました。何と昨日と同じく一心不乱に樹液をなめ続けている雌が居るではありませんか。でも,お互いの腹端はかなりずれています。

なんと雄の下では雌が樹液を黙々となめ続けていたミヤマクワガタ。
雌は場所を移動せずにずっとなめ続けていたのでしょうか。多くの元気な卵を産むためなのでしょう。
そこで私は考えました。交尾もせずに何故雌の側に居るのだろう。交尾は既に済んでいるのかもしれない。もし,この雄が昨日から樹液をなめ続けている雌の側を離れたりすれば外の雄に交尾され,自分の遺伝子を残せなくなってしまうからだろう。
この予想が正しければ,雄は雌が産卵するのを見届けるのでしょう。自分の遺伝子を残すために雄は目の前にあるご馳走に目もくれず,ひたすら警戒を怠らない体力と忍耐が必要なのだと感じました。
次の日は,ミヤマクワガタは姿を消していました。恐らく,産卵するために移動したのでしょう。コクワガタと小さな甲虫が樹液をなめていました。

3日目にはミヤマクワガタのカップルは姿を消し,コクワガタと小さな甲虫が樹液をなめていました。。

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ミヤマクワガタ2 警戒する雄の行動 撮影:2015/07 撮影場所:いわき市
昨日に引き続きミヤマクワガタ雄の行動について観察したことをお話しします。
昨日,ミヤマクワガタが居た樹液がでる木を見に行きました。すると,昨日のカップルの雌がまだ,樹液をなめていたではありませんか。雄の左大顎(おおあご)先端近くに木くずのような物がついていたから昨日見た雄と断定しました。

昨日と同じ場所で樹液をなめずにじっとしていたミヤマクワガタ雄。右下にはコクワガタがいます。
このミヤマクワガタ雄の前翅にはうっすらと金毛が生えています。羽化後間もない個体と思われます。
昨日より甲虫類が集まっています。雄の下に何か居るようなので覗きました。何と昨日と同じく一心不乱に樹液をなめ続けている雌が居るではありませんか。でも,お互いの腹端はかなりずれています。

なんと雄の下では雌が樹液を黙々となめ続けていたミヤマクワガタ。
雌は場所を移動せずにずっとなめ続けていたのでしょうか。多くの元気な卵を産むためなのでしょう。
そこで私は考えました。交尾もせずに何故雌の側に居るのだろう。交尾は既に済んでいるのかもしれない。もし,この雄が昨日から樹液をなめ続けている雌の側を離れたりすれば外の雄に交尾され,自分の遺伝子を残せなくなってしまうからだろう。
この予想が正しければ,雄は雌が産卵するのを見届けるのでしょう。自分の遺伝子を残すために雄は目の前にあるご馳走に目もくれず,ひたすら警戒を怠らない体力と忍耐が必要なのだと感じました。
次の日は,ミヤマクワガタは姿を消していました。恐らく,産卵するために移動したのでしょう。コクワガタと小さな甲虫が樹液をなめていました。

3日目にはミヤマクワガタのカップルは姿を消し,コクワガタと小さな甲虫が樹液をなめていました。。

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tag : ミヤマクワガタ
コメントの投稿
こんにちは(*゜ー゜)v
面白い記事ですね、クワガタもこうして夫婦仲良く行動するのであればまた、見方も変わるでしょうね。
おしどり夫婦ですね


面白い記事ですね、クワガタもこうして夫婦仲良く行動するのであればまた、見方も変わるでしょうね。
おしどり夫婦ですね



だんちょう さんへ
おはようございます。
雌のミヤマクワガタはどう思っているか分かりませんが,
雄の方は自分の遺伝子を残すことに
懸命になっているのだと解釈しています。
雌のミヤマクワガタはどう思っているか分かりませんが,
雄の方は自分の遺伝子を残すことに
懸命になっているのだと解釈しています。