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キガシラオオナミシャク 変異が大きい蛾

2015年6月25(木)
キガシラオオナミシャク 変異が大きい蛾 撮影日:2012/06/16,2011/06/30,2015/06/25 場所:勿来の関

 シャクガ科ナミシャク亜科のキガシラオオナミシャクの紹介です。
 勿来の関でときどき会う方から,大きい蛾が止まっていると聞きましたので,どんなものが居るのか探しました。すると,それは頭から腹端まで橙色のキガシラオオナミシャクでした。
キガラシオオナミシャク
写真1のタイプ・・・黒い部分が膨張して大きくなっているキガシラオオナミシャク
 キガシラオオナミシャクの基部から前翅亜前縁脈に沿って橙色の筋があります。
 翅の紋様は,個体変異が大きい蛾です。基部から3分の1までの紋様は似ていますが,3つのタイプに分かれるようです。

キガラシオオナミシャク
写真2のタイプ・・・黒い部分に締まりがあってあまり滲みが無いキガシラオオナミシャク
 ①写真1のタイプ・・・黒い部分が膨張して大きくなっています。
 ②写真2のタイプ・・・黒い部分に締まりがあってあまり滲みがありません。
 ③写真3のタイプ・・・亜外縁線から外側が黒くなっています。

 ナミシャク亜科のGandaritisの仲間は頭部から腹端まで全て橙色をしているので,この蛾の名前にキガシラと付けたのは配慮が足りなかったと思われます。

キガラシオオナミシャク
写真3のタイプ・・・亜外縁線から外側が黒くなっているキガシラオオナミシャク。

 科名 シャクガ科ナミシャク亜科
 和名 キガシラオオナミシャク
 大きさ 開張 51~60mm
 食餌動植物 幼虫は 幼虫はマタタビ,イワガラミの葉を食べます。 成虫は花の蜜
 分布 本州,四国,九州
 出現月 6~7月
 特徴 腹部背面は緑色にならず、淡黄色から褐色で、和名の由来となっています。

キガシラは 黒い斑滲み 変異大


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tag : キガシラオオナミシャク

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Secre

こんにちは(*゜ー゜)v

大きくて綺麗な蛾ですよね

変異がこれだけちがうとまるで別種にみえちゃいますね(^O^)

だんちょう さんへ

おはようございます。
キガシラオオナミシャクは大きくて目につきますが,
個体変異が大きくて驚きます。
黒斑が膨張してしまう傾向があるようです。
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