シャクドウクチバ 下唇鬚(かしんひげ)が発達した赤銅色の蛾

2015年5月18日(月)
シャクドウクチバ 下唇鬚(かしんひげ)が発達した赤銅色の蛾 撮影日:2012/06/03,2011/08/08,2015/05/17 場所:勿来の関

 ヤガ科シタバガ亜科のシャクドウクチバを紹介します。
 色は個体差が大きいです。十円銅貨に似た色もの・紫色を帯びたもの・茶褐色のもの等変化に富んでいます。
 共通しているのは後翅一番外側にある横線が,赤銅色に見えることです。だからシャクドウクチバと名付けたのでしょう。
シャクドウクチバ
後翅一番外にある横線が赤銅色に見えるシャクドウクチバ。それで名前がシャクドウクチバになったと思われます。
 シタバガ亜科にはこのシャクドウクチバのように下唇鬚(かしんひげ)が発達しているものが多いようです。
 食餌植物はつる植物のテイカカズラです。このテイカカズラは初夏の頃しろいはなをさかせます。開花は眼よりも鼻によって気づくことが多いです。品の良い香を出して咲いているからです。勿来の関で,このテイカカズラは,いろいろな植物に絡まってあちこちで見られます。
 だから,勿来の関ではときどき観察されるのでしょう。

シャクドウクチバ
こんな褐色のシャクドウクチバもいます。ただし上の蛾と同じく紫色を帯びています。
 HP「Mushi Navi」によりますとシャクドウクチバの分布は「関東地方以南」となっておりますが,勿来の関で複数回観察していますので,この蛾の分布は東北地方南部まで広がっていると考えられます。

シャクドウクチバ
名前に相応しい色のシャクドウクチバ。写真のように発達した下唇鬚(かしんひげ)を持っています。

 科名 ヤガ科シタバガ亜科
 和名 シャクドウクチバ
 大きさ 開張 34~41mm
 食餌動植物 幼虫はテイカカズラの葉を食べます。
 分布 本州(関東地方以南:Mushi Navi),四国,九州,対馬,屋久島
 出現月(羽化する月) 5~8月
 特徴 黒っぽく見える個体が多いです。

黒ずんだ 後翅に一つ 赤い筋


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Secre

聞き覚えの名前だなぁと、思ったらやっぱり北海道にいない蛾でしたねo(^-^)o

クチバらしい蛾ですね

蛾のイワサキタテハモドキ

石垣島には数年前からイワサキタテハモドキ
という味わいのある迷チョウが生息しています。
この蛾の翅の雰囲気がイワサキタテハモドキ
に近似して素敵ですね!

だんちょう さんへ

地味な感じですが,微妙な色彩の変化が気に入っています。

北海道には食餌植物のテイカカズラが分布していなかったのですね。
テイカカズラは開花のときに芳香を放ちます。
プロペラのような形状の白い花で勿来の関では普通に見られます。

ヒメオオ さんへ

チョウと蛾で雰囲気が似ているものがいるのですね。
褐色系の色の変化が落ち着いた
雰囲気を出していると感じています。
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