fc2ブログ

アトジロエダシャク 垂直尾翼を持つ蛾:その訳は如何に

2015年5月9日(土)
アトジロエダシャク 垂直尾翼を持つ蛾:その訳は如何に  撮影日:2011/04/04,04/05,2015/03/12 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科のアトジロエダシャクを紹介します。
 春早くから見られる普通の蛾です。食餌植物が多いので普通に見られるのでしょう。早春に羽化するので防寒用に毛深い翅を持っていると思われます。(2枚目の写真)

 明るい場所で見ると鱗粉が金色に輝き奇麗です。しかし,暗い場所では黒っぽく写ってしまい(3番目・4番目の写真)奇麗な感じはしません。
アトジロエダシャク
明るい場所で写すと翅の鱗粉が輝いて見えるアトジロエダシャク
暗い場所で写すと黒っぽく写り汚い感じに写ってしまいます。

 去年までは,上の方向から写していたので気が付きませんでしたが,何と飛行機の垂直尾翼のような物(3枚目写真の黄矢印)が付いているのを今年発見しました。
 これは何だろう。何かの間違いではと思いもう1枚(最後の写真)斜め上から写しました。間違いなく垂直に立っている物が写っています。ネットで調べたら存在に気づいている方は多くはありませんでしたが,取り上げているサイトがあり確信しました。

アトジロエダシャク
早春に羽化するためか防寒用に毛深い翅を持つアトジロエダシャク
 それは後翅後角に付いているそうですが,何のために付いているのか考えてみました。フユシャクの仲間の翅は左右が深く重なっています。アトジロエダシャクはそうならないように垂直尾翼のような物をつけたのだと思っています。アトジロエダシャクの前翅は表面が凸凹しているように見えます。特に,翅脈の部分は出張っているようです。
 即ち,フユシャクの仲間のように左右の翅が重なり合ってしまうと元に戻らなくなるからだと私は予想しています。それが垂直に立っていれば,そこで翅は止まるからです。

アトジロエダシャク
真上からではなく少し角度を変えて写したら理解できない物(黄矢印)が写ったアトジロエダシャク。
 アトジロエダシャクの後翅は白っぽい灰色です。そのため後白(あとじろ:後翅が白いの意)エダシャクと名前がつけられました。

アトジロエダシャク
念のため斜め上から写し垂直尾翼のような物を確認できたアトジロエダシャク。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 アトジロエダシャク
 大きさ 開張38~44mm,前翅長 約21mm
 食餌動植物 幼虫はクルミ科、カバノキ科、ブナ科、ニレ科、バラ科、カエデ科、ミズキ科の葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月(羽化する月) 3~4月
 特徴 後翅後角には飛行機の垂直尾翼のような物があります。雄の触角には櫛歯状の髭があります。

不思議なり 垂直尾翼 ある訳は


自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回、 バナーをclickして下さ~い。

関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 写真ブログ
ジャンル : ブログ

tag : アトジロエダシャク

コメントの投稿

Secre

こんにちは(*゜ー゜)v

アトジロエダシャクはシャクっぽくないですね、札幌もいまじきはたくさん見られますo(^-^)o

だんちょう さんへ

今晩は。
翅を開いて止まらず閉じたままで
矢尻の形に似ているのでヤガ科と思ってしまいますね,
勿来の関では羽化がとっくに終わり今では見られません。
クリック応援お願いします。
ブログカウンター
リンク
長方形で囲まれた日を押すとその日の記事がでます。
03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
分野別にまとめてあります。関心のある分野の記事が続けて見られます。
多くの蛾を一度にたくさん見るときには  「蛾の掲載数」 をクリックして下さい。
最新記事:上にあるものほど新しい記事です。
月毎に記事がまとめて見られます。
最新コメント
検索フォーム
掲載写真