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モンオビオエダシャク 後翅外横線の違いで区別

2015年4月27日(月)
モンオビオエダシャク 後翅外横線の違いで区別 撮影日:2015/04/26,2013/05/05,2014/05/02 場所:北茨城市

 シャクガ科エダシャク亜科のモンオビオエダシャクを紹介します。
 マエキオエダシャクと似ています。しかし,後翅外横線の様子が違うので同定は簡単です。
 検索件数が少ないのは食餌植物がイヌツゲだけで少ないからと思われます。
モンオビオエダシャク
前縁が水平になるように止まっているモンオビオエダシャク
こんな止まり方をするのはヤガ科に少なくシャクガ科に多いです。

 後翅外横線の違いは次の通りです。
 ①鋸歯状・・・モンオビオエダシャク
 ②線 状・・・マエキオエダシャク<画像はこちらです。>

モンオビオエダシャク
外横線が前翅・後翅とも鋸歯状なのでマエキオエダシャクと簡単に区別が付くモンオビオエダシャク。
 写真は灯火に飛来した蛾を写しました。最初の写真を見ると前翅が平らなように見えますが,3・4枚目の写真のように前縁がめくれ上がっています。

モンオビオエダシャク
前翅表は黒点が小さいですが裏は少し大きな斑模様のモンオビオエダシャク。
 この蛾を見てヤガ科の仲間だと思いました。しかし,予想は外れてシャクガ科エダシャク亜科でした。「四国産蛾類図鑑」の分類で「コヤガ類」か「アツバのなかま」と思い探しましたが見つかりません。ヤガ科でだめならシャクガ科を探せば大抵見つかります。
 前縁が水平になるようにして止まるのはヤガ科よりもシャクガ科に多いです。

モンオビオエダシャク
正面からは平らに見える前翅ですが実際は上にめくり上がっているモンオビオエダシャク。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 モンオビオエダシャク
 大きさ 開張26~27mm,前翅長14mm
 食餌動植物 幼虫はイヌツゲの葉を食べます。
 分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄諸島沖縄本島
 出現月(羽化する月) 4~5月
 特徴 マエキオエダシャクに似ています。後翅外横線が鋸歯状です。

マエキとは 鋸歯状の線 手掛かりに
 

モンオビオエダシャク シャクガ科エダシャク亜科開張(mm)】 26-27前翅長14mm 分布】 本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄諸島沖縄本島出現月】 4-5食餌植物】 モチノキ科:イヌツゲ  マエキオエダシャクに似ているが本種の後翅の外横線は鋸歯状


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