アセビツバメスガ

アセビツバメスガとシロツバメスガ スガ科の蛾
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アセビツバメスガ 撮影日:2013/04/12 場所:勿来の関

 上の写真のような蛾を去年は7月1日に,今年はずっと早くて4月12日に見つけています。「みんなで作る日本産蛾類図鑑」では出現月が5月からになっていますが,今までの経験から1ヶ月早いのは別に問題はないようです。

 この蛾を見つけた瞬間,「新しい蛾を見つけたぞ。嬉しいな。」と喜んだのも束の間でした。困ったことに,名前がなかなか分からないのです。この蛾はスガ科に属しますが,その頃はスガ科の名前すら分かりませんでした。外の蛾を調べているうちに偶然分かった次第です。
 ところが,一難去ってまた一難です。このスガ科にはよく似た二つの蛾がいたのです。何度二つの画像を見比べても区別がつかないのです。

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アセビツバメスガ 前方に前足を突き出して止まる。 撮影日:2013/04/12 場所:勿来の関

 「みんなで作る日本産蛾類図鑑」に載っている資料を紹介します。
  アセビツバメスガ
  開張 12-17mm
  分布 北海道,本州,四国,九州;
  出現月 5-9,岩手5M-6M,8M-8E
  食餌植物 アセビ、ハナヒリノキ・・・①

  シロツバメスガ
  開張 14-16mm
  分布 北海道,本州,九州
  出現月 5-9,岩手5M-6M,8M-8E
  食餌植物 不明

 以上のように大きな違いは食餌植物だけです。

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アセビツバメスガ  シロツバメスガとはよく似ていて区別が困難 撮影日:2013/04/12 場所:勿来の関

 諦めかけた頃,あるサイトで次のように書かれたものを見つけました。
 『大図鑑によれば、アセビツバメスガは「後縁の約4分の1と中央手前から  翅頂部へ走る2本の黒褐色斜線は、翅長の5分の3(まれに5分の3を超  える)のところで合一する」そうです。
   シロツバメスガは「後縁の約4分の1と中央手前から翅頂部へ走る2本  の黒褐色斜線は、翅長の3分の2(まれに3分の2の手前)のところで合  一する」そうです。』・・・②
 
 勿来の関では,アセビツバメスガの食餌植物になっているアセビをあちこちで見ます。

 この観察の事実と①・②の理由でこの写真の蛾はアセビツバメスガと致しました。

 体の色が白と黄の蛾は,うかつにフラッシュを焚くと色がとんでしまいます。もっと具体的に言いますと黒っぽい線が見えにくくなったり消えたりしてしまいます。ですから今回は,懐中電灯の光を蛾に当てて写真を撮りました。日光ではないので,どうしても不自然な色がついてしまいます。


五七五

 似た画像 やっと探したが 見比べて 区別がつかぬ 困り果てたり

 軍配は 餌がアセビと 知れた方
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