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トビモンオオエダシャク

2015年4月4日(土)
トビモンオオエダシャク  撮影日:2013/04/03,04//15,2015/04/03 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科のトビモンオオエダシャクを紹介します。
 今日も,勿来の関のいつも通るコースを歩いていました。すると,灰褐色の大きな蛾が歩道に転がっていました。よく見ると大きな腹が踏まれて平らになっています。この紋様には見覚えがあるので,トビモンオオエダシャクと分かりました。事故に遭って触角が片方しかありませんでしたが写すことにしました。
トビモンオオエダシャク
腹は膨らんでいますが,目立つ配色なので雄と思われるトビモンオオエダシャク
 トビモンの意味が分からないでいました。初めの内は,飛紋と思っていました。詰まり,紋が離ればなれになっているからだと思っていたのです。
 しかし,トビモンのトビは鳶色のトビで色を表していることに気が付きました。鳶色とは茶褐色のことを指しています。
 要するに,トビモンオオエダシャクとは茶褐色の紋がある大きなエダシャクということになります。

トビモンオオエダシャク
触角が櫛歯状なので雄だと分かるトビモンオオエダシャク。
内横線と外横線の間が白味を帯びて目立つ配色になっています。

 雄のトビモンオオエダシャクの触角は櫛歯状で,雌の方は糸状です。従って,2枚目のトビモンオオエダシャクは雄で,3枚目の方は雌ということになります。今朝,この写真を撮ったお陰で雄と雌の違いが分かる写真が揃いました。

トビモンオオエダシャク
触角が糸状なので雌だと分かるトビモンオオエダシャク。雌の前翅は似たような色で目立たない配色になっています。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 トビモンオオエダシャク
 大きさ 開張 ♂50~62mm,♀80mm 前翅長♀30mm
 食餌動植物 幼虫はブナ科、ニレ科、バラ科、マメ科、ニシキギ科、カエデ科、ツバキ科、ミズキ科、モクセイ科、スイカズラ科の葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月(羽化する月) 3~4月
 特徴 雄の触角は櫛歯状で,雌は糸状です。

鳶色の 紋があるので トビモンに



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tag : トビモンオオエダシャク

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Secre

おはようございます(^O^)
いいですねぇ、大好きな蛾です。

シャクガらしからねボリューム感がたまりません、頭部も大きく格好よいですね

触角立派

触角が立派で堂々とした感じの
蛾君ですね!
色合いも素敵です。

だんちょう さんへ

今晩は。
私もこの蛾には好感を持っています。
何故だかよく分かりませんが,
①翅頂が尖らず円みのある翅形
②ふくよかな感じを受ける腹部
③暖かい感じがする色彩
等から総合して良い感じを受けるからでしょう。



ヒメオオ さんへ

雌の触角は糸状でぱっとしませんが
雄の方は立派です。

このトビモンオオエダシャクは
全体的に円みがあるので可愛い感じがします。
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