・マエキトビエダシャク と オオマエキトビエダシャク

撮影日2011/7/10 福島県いわき市勿来の関にて
マエキトビエダシャク 鮮やかな黄色で目につく

撮影日2012/5/20 前翅長18mm 福島県いわき市勿来の関にて
オオマエキトビエダシャク
去年の夏,茶色と明るい黄色の二色からなる蛾を見つけましたが,これとよく似た蛾がもう1種いて断定するのに困ったことがありました。マエキトビエダシャクとオオマエキトビエダシャクです。後者の方が大きいのでオオがつきます。でも,大きいからといって一概にオオマエキトビエダシャクとは決められません。個体差があるからです。
Web図鑑の説明では,よく読んでも分かりませんでした。見比べているうちに違いに気付きましたので,具体的にご説明します。
マエキトビエダシャク
①の矢印の場所が,ハトの姿か乳首に見えます。
②の矢印の場所に円い黄の斑紋が大小2つあります。(はっきりしないのもいます。)
オオマエキトビエダシャク
③の矢印の場所が,三角形に見えます。
④の矢印の場所に円い黄の斑紋がありません。
《名の言われ》
マエキとは前黄の意味で前縁(①の矢印を頭部から翅の先端まで動かした部分)が黄色だからです。
トビとは一般に,タカ科トビの羽のような暗い茶色のことで,そのような色をしているからである。
エダとは,幼虫が枝に擬態するからです。
シャクとは,体を伸ばしたり,n字型に縮めたりして進む様子が長さを測っている(尺を取っている)ように見えるからである。
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