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ナミスジフユナミシャク

2014年12月26日(金)
ナミスジフユナミシャク   撮影日:2014/12/25 場所:勿来の関

 シャクガ科ナミシャク亜科のナミスジフユナミシャクを紹介します。
 雌は雄とは違って翅が短く飛ぶことができません。翅の代わりに足が発達していて歩いて移動します。
ナミスジフユナミシャク
灯火に沢山飛来してくる雄のナミスジフユナミシャク
 雌については以前に投稿<記事はこちら>しましたが,今年は未だ発見していません。クロオビフユナミシャクの雌の方は速くも見つけることができました。雌の脇腹には円い紋が並んでいます。

ナミスジフユナミシャク
食餌動植物が多種なので飛来数が多いと思われるナミスジフユナミシャク
 雄のナミスジフユナミシャクは,よく灯火に飛来してきます。2014/12/25には,11匹も集まっていました。ごく普通に見られる種です。
 なぜこんなに多く見られるのかと思って,食餌動植物を調べますとカバノキ科,ブナ科,クルミ科,バラ科,ニレ科,ムクロジ科,アオイ科,ツツジ科となっていました。

ナミスジフユナミシャク
雌には短い翅しかなく歩いて移動するナミスジフユナミシャク。
 それらの中で多く見られるのはヤシャブシ・サクラ・ヤマツツジ・ドウダンツツジです。これらの植物が方々に分布しているので,12月から1月までナミスジフユナミシャクが勿来の関で沢山見られるのでしょう。

ナミスジフユナミシャク
翅の模様には個体変異がある雄のナミスジフユナミシャク。

 科名 シャクガ科ナミシャク亜科
 和名 ナミスジフユナミシャク
 大きさ 開帳♂22~37mm ,♀1~3mm(体長7~9mm)
 食餌動植物 幼虫はカバノキ科,ブナ科,クルミ科,バラ科,ニレ科,ムクロジ科,アオイ科,ツツジ科の葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州
 出現月(羽化する月) 12~1月
 特徴 成虫は食べません。雌の翅は退化して短く歩いて移動します。

外灯を 目指して来るは 雄ばかり

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tag : ナミスジフユナミシャク

コメントの投稿

Secre

こんばんは!

まだナミスジいるんですね、凄いです。

札幌は2月くらいの雪の量で大変な年です。

だんちょう さんへ

今晩は。
ナミスジフユナミシャクは今がピークのようです。
茨城県は雪がなくて住みやすいところです。
雪かきお疲れ様です。
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