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フタヤマエダシャク

2014年12月10日(水)
フタヤマエダシャク   撮影場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科のフタヤマエダシャクを紹介します。
 このフタヤマエダシャクは2011年は大発生でしたが,2014年はあまり見られませんでした。そのとき何故こんなに多いのか食餌植物を調べて納得しました。この蛾の幼虫はアカマツの葉を食べます。アカマツは勿来の関に沢山分布しているので大発生していると思いました。
フタヤマエダシャク
内横線と外横線の間が白いフタヤマエダシャク。 2012/05/29
 この蛾が何故フタヤマエダシャクと名付けられたか分からないでいました。外横線が大きく波打っていて山が3つあるように見ていたからです。
 しかし,蛾は頭を下にして止まることが普通です。頭を下にしているときは山が2つあるように見えます。
 だからこの状態を見て名付けたと思われます。

フタヤマエダシャク
触角が両櫛歯状なので雄のフタヤマエダシャク。 2011/05/25
 ナカウスエダシャク・ヒメナカウスエダシャクと似ていますが,後翅の色も前翅の色と同じ2色かどうかで区別できます。フタヤマエダシャクは前翅も後翅も似た色です。前翅内横線の内側と後翅外縁外側の色が似たような色になっています。

フタヤマエダシャク
内横線と外横線の間が灰色のフタヤマエダシャク。 2011/05/30

フタヤマエダシャク
内横線と外横線の間が白いフタヤマエダシャク。 2011/06/20

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 フタヤマエダシャク
 大きさ 開張31~39mm
 食餌動植物 幼虫はアカマツの葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,屋久島
 出現月(羽化する月) 5~7,9月
 特徴 ♂の触角は櫛歯状,♀は糸状です。内横線と外横線の間は灰色を帯びています。

二山は 普通に見ると 三山かな

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見たことないですね、赤松だからきっと北海道でも道南方面かもしれませんね(^O^)

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2011年にはあちこちで見かけ,うんざりするほどでした。
しかし,年によって差があり,今年は少しだけでした。
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