チャエダシャク

2014年11月26日(水)
チャエダシャク   撮影日:2014/11/23 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科のチャエダシャクを紹介します。
 この蛾を見たのは今年(2014)が初めてです。それというのも灯火にはあまり飛来することがない蛾のようだからです。

 一見して,シャクガ科エダシャク亜科の蛾であると感じました。この蛾に似ているのは,ハミスジエダシャク・ウスバミスジエダシャク・ナミガタエダシャクです。特に,ナミガタエダシャクと似ていて困ってしまいました。
 でも,次のような違いを見つけたのでナミガタエダシャクとは違うことが分かりました。
 ①内横線と中横線の間に黒点がありません。
 ②触角が長い櫛歯状になっています。(ナミガタエダシャクは糸状のようです。)
チャエダシャク
松の葉で触角をつんつんつんと触りました。すると長くて立派な触角を左右に伸ばしてくれたチャエダシャク雄。
 ここまでは,同定が進みましたが,何度探してもこの写真に近い画像が見つからず種名が分かりません。いつも利用させていただいている「四国産蛾類図鑑」に掲載されていなかったからです。「みんなで作る日本産蛾類図鑑」では,あまりにも資料が多すぎて探しきれません。
 そこで,探すのを諦めてしまいました。でも,「新・蛾像掲示板」は毎日見ていました。この掲示板は蛾を見つけても名前が分からないとき,写した写真を掲示して分かっている方から教えていただく仕組みのものです。
 それから,3日後に私が写した写真に似た画像が掲示板に載りました。そのお陰で,やっとチャエダシャクと分かりました。

チャエダシャク
ナミガタエダシャクと似ているチャエダシャク雄。
このチャエダシャクの画像を載せている総合HPが無くなかなか探せずにいました。

 最初の写真のように,チャエダシャクは止まっていました。触角がどうなっているのか写真を撮ろうと思いました。敏感な触角に触れば翅の下にしまってある触角を出すだろうと考えました。逃げられては元も子もありませんから大事を取って触角に触る前に何枚も写真を撮りました。
 近くに落ちている松の葉でつんつんつんと触っているうちに触角を左右に大きく広げてくれました。
 寒くかったから成功した技ですが,暖かいときにこんなことをしたら逃げられてしまいます。

チャエダシャク
これら3枚の写真は同じチャエダシャク雄を取ったものです。最初に,この姿で止まっていました。後翅外横線より少し上の方にある黒点がよく見えるようにしたいと思い前翅を頭の方にずらしてから写真を写しました。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 チャエダシャク
 大きさ 開張39~45mm
 食餌動植物 幼虫はチャ、クルミ科、バラ科、ミカン科、ブナ科、クワ科、リョウブ科の葉を食べます。
 分布 本州,四国,九州,対馬,沖縄
 出現月(羽化する月) 11月
 特徴 個体変異がありますが,後翅の外横線がまっすぐな感じです。
     雌の触角は糸状です。
     灯火にはあまり来ないようです。

似ている蛾 何か違うぞ チャエダシャク

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Secre

こんばんは(^O^)

蛾を始めた頃はこういった地味なシャクガは全く興味がありませんでしたが、今は大好きです(^O^)

だんちょう さんへ

こんばんは。
エダシャク亜科の似通った種には,なかなか同定できずに困っています。
チャエダシャクもナミガタエダシャクと似ていて迷ってしまいました。

全体が茶褐色なのでチャエダシャクと命名したのでしょう。
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