ウスタビガ雌雄繭

2014年11月19日(水)
ウスタビガ雌雄繭   撮影日:2014 場所:勿来の関

 ヤママユガ科のウスタビガを紹介します。
 今年もウスタビガが姿を見せてくれました。11月17日には雄が,19日には雌が登場しました。大きい蛾なので出会うと嬉しくなってしまいます。
 ウスタビガの雌は外の科と比べて違った特性を持っています。それは,雌でも明かりに飛来することです。
 外の種類の雌は羽化した所からあまり離れずに雄の飛来を待っていて交尾していると思われます。その方が子孫を残すのには好都合だからと思われます。
ウスタビガ♂
翅は茶褐色で,長い櫛歯状の触角を持つウスタビガ雄。前翅長は42mm。 11/17
 ウスタビガは見ただけで雌雄が分かります。1枚目の写真のように茶褐色のものはおすです。2枚目の写真のように黄褐色をしていれば雌です。
 触角を見ても分かります。雄は写真を見て分かるように長い両櫛歯状の触角で,雌は短い櫛歯状の触角を持っています。
 前翅長の長さからも雌雄が分かります。この雄の前翅長は42mm,雌の方の前翅長は53mmありました。雌の開張が80~110mmなので前翅長が50mmを越えれば雌です。(開張≒前翅長×2)

ウスタビガ♀
翅は黄褐色で,短い櫛歯状の触角を持つウスタビガ雌。前翅長は53mm。 11/19
 ウスタビガ雌雄の特徴をまとめると次の通りです。
 ①色
  茶褐色・・・雄
  黄褐色・・・雌

 ②触角
  長い櫛歯状・・・雄
  短い櫛歯状・・・雌

 ③前翅長
  45mm以下・・・雄
  50mm以上・・・雌

ウスタビガ♀
風が当たる所に移したら翅を立てたウスタビガ雌。腹部には黄色い毛が密集していて暖かそうです。 11/19
 ウスタビガの繭は最後の写真のように緑色をしています。アオシャク亜科の緑色した翅色は時間の経過と共に色褪せてしまいますが繭の色は色褪せしないので驚きです。この繭をヤマカマスというのは,昔,稲藁を編んでむしろを作りました。そのむしろを二つ折りにして袋にしたものに似ているからです。
 この繭の上には枝につけるために糸で柄をつけています。その柄から半分くらい隙間が空いていて後の半分はくっついています。
 そこの分布を見ると写真の赤矢印で示したような穴が開いています。上の隙間等から入った水を出すための穴だそうです。

ウスタビガの繭ヤマカマス
ヤマカマスの名があるウスタビガの繭。上辺には隙間があります。下(赤矢印)には排水用の穴があります。

 科名 ヤママユガ科
 和名 ウスタビガ
 大きさ 開張♂75~90mm,♀80~110mm
 食餌動植物 幼虫はクヌギ、コナラ、カシワ、サクラ、カエデ科、カバノキ科、ブナ科、ニレ科、バラ科の葉を食べるようです。
 分布 本州,四国,九州,「こんちゅう探偵団」さんによりますと北海道にも分布。
 出現月(羽化する月) 10~11月
 特徴 幼虫は触ると「キュー」と音を出します。
     繭は簟(むしろ)を二つ折りにして縫った袋に似ているのでヤマカマスの名が付いています。

珍しや 雌も明かりに 飛んでくる

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Secre

こんばんはo(^-^)o

ウスタビガを見るとまたまた来年が待ち遠しいです。

オスが人気ありますが、ぼくは雌の模様が大好きですo(^-^)o

だんちょう さんへ

こんばんは。
勿来の関では,12月になっても見られる楽しみがあります。
私は雌の明るい色彩が,どちらかといえば好きです。
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