オカモトトゲエダシャク 折りたたみができる翅を持つ蛾

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オカモトトゲエダシャク 細い翅が目立っています。 撮影日:2013/03/08 場所:勿来の関

「こんな狭い翅で飛べるのだろうか。」と思ったほど狭かったので驚きました。図鑑を見てまた驚きました。普通の蛾と同じく広がった翅を持っていたからです。
 図鑑で名前を調べましたが簡単には分かりませんでした。それは私が翅は狭いまま掲載されていると思って探していたからです。標本にするときには翅を伸ばしたり広げたりします。そうしたものを図鑑には載せているからです。

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オカモトトゲエダシャク 偶然に右側の翅を広げていました。 撮影日:2013/03/19 場所:勿来の関

 では,なぜオカモトトゲエダシャクは翅を閉じて止まるのでしょう。
 私は次のように予想しています。この蛾は3月上旬に勿来の関では姿を現しています。その頃はとても寒い日が続くときがあります。そんなとき翅を広げて止まるよりも折りたたんで止まった方が空気に触れる面積が小さくなり寒さを防ぐことができます。おそらく寒がりの蛾なのでしょう。
 それを裏付けるように顔の様子を撮った写真を見ると毛深い毛で被われています。
 寒さから身を守る方法として翅を折りたたむのを考え出したオカモトトゲエダシャクは進化した蛾だと思われます。

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オカモトトゲエダシャク 櫛歯状の触角なので雄です。雌はなかなか姿を現しません。 撮影日も場所も同上
 真ん中の写真は夜灯りに集まってきたのですか寒くて動けなくなったと思われるオカモトトゲエダシャクです。偶然にも,片方だけですが右の方の翅を広げてくれていました。

 オカモトトゲエダシャクの名前にはトゲという言葉がつけられています。
 しかし,成虫のどこを探しても刺は見つかりません。
 それもそのはずです。成虫の時期ではなく,幼虫のときにのみ刺は見られます。
 この蛾をきっかけにトゲという言葉が付く蛾を探したら案の定,幼虫のときに刺がある蛾でした。
 ということは,この蛾の命名者は幼虫の姿も知っていたことになります。

 この蛾の目は大きいので可愛い顔に見えますが,正面から見たときはマントヒヒの顔に見えるときがあります。


短歌と五七五

 飛ぶときは 細い翅広げ 止まるとき 折りたたみ込み 工夫している

 寒いので 翅を折りたたみ 身を守る

 少しでも 寒さしのぎに 折りたたむ

 幼虫に 刺があるので 刺と言い 
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