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タケカレハ

2014年9月18日(木)
タケカレハ   撮影場所:勿来の関

 カレハガ科のタケカレハを紹介します。
 珍しい蛾ではありませんが,普通に見られる蛾ではありません。私は,2012年09月に見てから2年後の今年9月に観察しました。何と今年は2回も見ることができました。
タケカレハ
カレハガ科などという科があることすら分からなかったので探すのに苦労したタケカレハ。縁毛(外縁の外に生えている毛)が擦れて少なくなっているので上白紋の中の「く」の字も擦れて見えなくなったと考えています。2012/09/10
 それは,蛾が灯火に飛来する場所を新たに見つけたからです。しかもその場所の近くにはタケカレハ幼虫の食餌植物であるササ類が生育している場所の近くだったからです。

タケカレハ
タケカレハの目印は,大小2つの白紋が上下に並んでいることです。2014/09/17
 偶然にも,タケカレハ成虫を観察した1日前に繭(まゆ)を発見していました。ドウダンツツジの葉に付いていました。両端のうち,片方は円味があってもう片方は尖っています。ヤママユの繭にしては形が違うので何の繭か分かりませんでした。

タケカレハ
触角が羽毛状で大きいから雄のタケカレハです。2014/09/17
 次の日,タケカレハを見つけたので,その蛾について検索していると幸いにも,そっくりな画像を見つけました。タケカレハの繭だったのです。
 タケカレハは止まるとき,写真のように翅を屋根形にして止まります。
 こんな格好を見るとシャチホコガ科の仲間と思ってしまいます。
 でも,シャチホコガ科の仲間の多くは腹端を外縁から覗かせています。このタケカレハの腹端は出ていません。
 そこで,別の科を探さなければなりませんが,種の数が少ないカレハガ科に属する蛾とは思いもよらないので時間がかかることになります。

タケカレハ
片方の端が尖っている長さ43mmのタケカレハの繭です。ドウダンツツジについていました。この近くにはタケカレハの食餌植物のササ類が生育しています。2014/09/13

 科名 カレハガ科
 和名 タケカレハ
 大きさ 開張♂42~51mm,♀52mm。
 食餌動植物 幼虫はタケ,ササ,クマザサ,ススキ,ヨシを食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州
 出現期(羽化する月)5~8月
 特徴 成虫は食べないようです。
     雄の触角は羽毛状で大きく雌は糸状です。

目印は 白紋2つ タケカレハ

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