ニッコウキスゲ 初夏の花1


ニッコウキスゲ 初夏の花
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ニッコウキスゲ(禅庭花)  撮影日:2000/06/01

①名のいわれ

 昔,蓑や笠を作るのに使われていたカサスゲに葉が似ているのでスゲの字が付きます。スゲの前の「キ」の意味は黄色い花だからです。

 日本各地で見られる花ですが,日光戦場ヶ原・日光霧降高原の大群落が特に有名になってニッコウキスゲと呼ばれるようになったと思われます。

 別名,ゼンテイカ(禅庭花)と呼ばれるその訳は,日光戦場ヶ原を中禅寺の庭と見立ててそこに沢山見られる花だからです。ゼンテイカの名が知れ渡っていたので,日光周辺の大群落は有名だったのだろうと思います。だからこそニッコウキスゲになったのだと思います。


②特徴
 この植物の名を小さい子に教えると必ず「ニッコウキツネ?」と返ってきます。「キスゲ」という言葉は聞いたことがないので,今まで使ったり聞いたりしたことがある言葉を使って言うのだと思っています。

 この花は夏の始まりを告げてくれます。咲きはじめるとしばらく咲き続けているように見えます。
 けれども,そうではありません。シャガと同じく朝開花して夕にはしおれる短命の花なのです。では,どうして咲き続けているように見えるのでしょうか。 その答えは上の写真にあります。現在開花中の花の付け根から,五つもの蕾が順番を待って控えています。このように,蕾が沢山あるからです。

 ところが,短命の花だと思っていたら,「植物記」というあるサイトに次のような記述があったので紹介します。
 『ニッコウキスゲはよく「朝咲いて夕方には閉じる1日花」といわれる。私もその話しを鵜呑みにして、過去に何度かそう書いたこともあるが、以前ある自生地で1つの花を観察したところ、朝咲いて翌日の夕方閉じることが判明。調べてみると、確かにそのように書いてある本もある。ただすべての花がそうなのかは分からない。ひょっとすると1日花と2日花、両方あって何らかの条件で変わるとか、株によって変わるとか、そんな可能性もないとはいえない。一方で1日花説というのが、完全な間違いの可能性も否定できない。』

 福島県にある雄国沼にニッコウキスゲを見に行ったことがあります。写真では隙間無く咲いているように見えましたので,さぞ見事だろうと思っていました。でも,大分隙間が目立ちましたので,写真に撮るのをためらってしまいました。訳は2つあると思っています。花の盛りが過ぎたことと写すときの角度によると思います。上から構えるよりも花の咲いてる高さまでカメラの位置を下げると沢山咲いているように見えることに気づきました。

③短歌と五七五


 日光の 大群落が 知れ渡り ゼンテイカから ニッコウキスゲに

 短いぞ 花の命は 1日程度 蕾沢山 次々と咲く

 群落は かなり隙間が 目立つなり

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ニッコウキスゲ 花の命は短い  撮影日:2000/06/01
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