キタキチョウ
2014年9月4日(火)
キタキチョウ 撮影年:2014 場所:勿来の関
チョウ目シロチョウ科のキタキチョウを紹介します。
キタキチョウとの深い関わり合いは,雄雌のラブラブの場面から始まりました。この場面を見ているうちに,「雌はどちらなのだろう。」と疑問がわいてきました。

交尾中のキタキチョウ。色の濃い方が雄です。だから下の方にいるのは雌です。何故ここにいつもキタキチョウが飛び回っているか訳が分かりました。メドハギは幼虫の食餌植物だからです。08/27
このカップルとは別な個体が腹を曲げて腹端をメドハギの葉に押しつけています。産卵です。浅はかな私はこの光景を見て色が薄い方が雌だということが分かりませんでした。HP「Mushi Navi」を見て色が淡い方が雌だと知りました。
この日(2014/08/27)からこの場所を通るのが楽しみになりました。この場所を名付けて「メドハギ横町」と呼ぶことにしました。

メドハギの茎の先の方に産卵中のキタキチョウ。幼虫が食べやすいように茎の先のこれから芽が出る部分に産卵しています。何と考え深いのでしょう。08/27
どんな卵を産んだのだろうと探して写真を撮りました。白い卵だと分かりましたが,上手く撮れていません。あいにく翌日は雨天でメドハギ横町にはキタキチョウの姿はありませんでした。

ラクビーボールを細くしたようなキタキチョウの白い卵(赤矢印)です。08/29
二日後,運がよいことに1匹の雌が卵を産んでいる最中にメドハギ横町を通りかかりました。今度こそ上手く写すぞと気持ちを込めてシャッターを押しました。ラクビーボールを細くしたような物が奇麗に写っていました。

人を見るとすぐ逃げるキタキチョウですが逃げません。羽化したばかりだったのでしょう。
幼虫が葉を食べ尽くした印に葉がありません(青矢印)。 サナギの抜け殻は桃矢印です。09/04
そして,今日(2014/09/04)メドハギ横町を見ますと濃黄のキタキチョウが何かにぶら下がっています。普通ならさっさと逃げるキタキチョウですが,逃げません。よく見るとサナギの抜け殻にぶら下がっているのでした。羽化して間もなかったので逃げなかったのです。

もしかして,サナギが見つかるかもしれないと思いながら,やっと見つけたキタキチョウのサナギ(桃矢印)です。葉が無くなっている部分を探せばよいことに気が付きました。09/04
このとき,サナギが見つかるかもしれないと思い付きました。すばやくサナギ探しに入りましたが見つかりません。ヒントは2枚目の産卵写真にありました。
・茎の先の方に産卵している。
茎の先の方がこれから芽が出る所です。そこは柔らかくて食べやすい所です。キタキチョウの成虫はそこまで考えて産卵していたのかと感心しました。
さらに,もう一つ探すこつを呑み込みました。幼虫が居た所は葉が無い所だと気が付いたのです。(青矢印)葉が食べられている場所を中心に探すと面白いように見つかりました。

産毛のような短い毛が生えているキタキチョウの幼虫。体の色が緑色で保護色になっています。09/04
科名 チョウ目 シロチョウ科
和名 キタキチョウ
大きさ 前翅長18~27mm
食餌動植物 幼虫はネムノキ,メドハギ,ハギ類などを食べます。
分布 本州以南
活動月 3~11月
特徴 成虫で越冬します。卵の大きさは1mmほどで乳白色です。卵は幼虫の食草の若葉や新芽に1個ずつ産み付けられます。雄は黄色味が強く、雌は淡い黄色です。
メドハギに 産んだ卵の 真っ白さ
探すこつ 葉が無い所 蛹あり
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キタキチョウ 撮影年:2014 場所:勿来の関
チョウ目シロチョウ科のキタキチョウを紹介します。
キタキチョウとの深い関わり合いは,雄雌のラブラブの場面から始まりました。この場面を見ているうちに,「雌はどちらなのだろう。」と疑問がわいてきました。

交尾中のキタキチョウ。色の濃い方が雄です。だから下の方にいるのは雌です。何故ここにいつもキタキチョウが飛び回っているか訳が分かりました。メドハギは幼虫の食餌植物だからです。08/27
このカップルとは別な個体が腹を曲げて腹端をメドハギの葉に押しつけています。産卵です。浅はかな私はこの光景を見て色が薄い方が雌だということが分かりませんでした。HP「Mushi Navi」を見て色が淡い方が雌だと知りました。
この日(2014/08/27)からこの場所を通るのが楽しみになりました。この場所を名付けて「メドハギ横町」と呼ぶことにしました。

メドハギの茎の先の方に産卵中のキタキチョウ。幼虫が食べやすいように茎の先のこれから芽が出る部分に産卵しています。何と考え深いのでしょう。08/27
どんな卵を産んだのだろうと探して写真を撮りました。白い卵だと分かりましたが,上手く撮れていません。あいにく翌日は雨天でメドハギ横町にはキタキチョウの姿はありませんでした。

ラクビーボールを細くしたようなキタキチョウの白い卵(赤矢印)です。08/29
二日後,運がよいことに1匹の雌が卵を産んでいる最中にメドハギ横町を通りかかりました。今度こそ上手く写すぞと気持ちを込めてシャッターを押しました。ラクビーボールを細くしたような物が奇麗に写っていました。

人を見るとすぐ逃げるキタキチョウですが逃げません。羽化したばかりだったのでしょう。
幼虫が葉を食べ尽くした印に葉がありません(青矢印)。 サナギの抜け殻は桃矢印です。09/04
そして,今日(2014/09/04)メドハギ横町を見ますと濃黄のキタキチョウが何かにぶら下がっています。普通ならさっさと逃げるキタキチョウですが,逃げません。よく見るとサナギの抜け殻にぶら下がっているのでした。羽化して間もなかったので逃げなかったのです。

もしかして,サナギが見つかるかもしれないと思いながら,やっと見つけたキタキチョウのサナギ(桃矢印)です。葉が無くなっている部分を探せばよいことに気が付きました。09/04
このとき,サナギが見つかるかもしれないと思い付きました。すばやくサナギ探しに入りましたが見つかりません。ヒントは2枚目の産卵写真にありました。
・茎の先の方に産卵している。
茎の先の方がこれから芽が出る所です。そこは柔らかくて食べやすい所です。キタキチョウの成虫はそこまで考えて産卵していたのかと感心しました。
さらに,もう一つ探すこつを呑み込みました。幼虫が居た所は葉が無い所だと気が付いたのです。(青矢印)葉が食べられている場所を中心に探すと面白いように見つかりました。

産毛のような短い毛が生えているキタキチョウの幼虫。体の色が緑色で保護色になっています。09/04
科名 チョウ目 シロチョウ科
和名 キタキチョウ
大きさ 前翅長18~27mm
食餌動植物 幼虫はネムノキ,メドハギ,ハギ類などを食べます。
分布 本州以南
活動月 3~11月
特徴 成虫で越冬します。卵の大きさは1mmほどで乳白色です。卵は幼虫の食草の若葉や新芽に1個ずつ産み付けられます。雄は黄色味が強く、雌は淡い黄色です。
メドハギに 産んだ卵の 真っ白さ
探すこつ 葉が無い所 蛹あり
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tag : キタキチョウ
コメントの投稿
No title
こんにちは!
よくキタキチョウのサナギが見つかりましたね!
v(^^)v P★! P★!
よくキタキチョウのサナギが見つかりましたね!
v(^^)v P★! P★!
●白雲 さんへ
こんにちは。
キタキチョウが自分の蛹にぶら下がっていたのが幸運でした。
それを見て形を覚え,多数の卵を同じ日に産むので
今が羽化の時期だと思いながら探したのです。
最近はメドハギ横町の観察が楽しみになっています。
キタキチョウが自分の蛹にぶら下がっていたのが幸運でした。
それを見て形を覚え,多数の卵を同じ日に産むので
今が羽化の時期だと思いながら探したのです。
最近はメドハギ横町の観察が楽しみになっています。