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ミヤマクワガタ

2014年9月3日(火)
ミヤマクワガタ   撮影年:2014 場所:勿来の関

 甲虫目クワガタムシ科のミヤマクワガタを紹介します。
 7月になると灯火に飛来するミヤマクワガタですが,蛾の仲間のほとんどが明かりに集まるのは雄です。しかし,ミヤマクワガタは性別に関係なく集まって来ます。
ミヤマクワガタ
子供の頃,ミヤマクワガタを持っている友達が羨ましかったことが思い出されます。。07/22
 大きい大あごがあるのは雄ですが,写真を見てミヤマクワガタなのかノコギリクワガタなのか迷いました。大あごのつけ根近くが大きく曲がっていないのでミヤマクワガタと同定しました。
 大あごが小さいのは雌ですが,初めはコクワガタの雌と思っていました。コクワガタは平たい体型ですが,この写真の昆虫の腹部は上に盛り上がっていました。体も大きかったのでミヤマクワガタの雌と判断しました。

ミヤマクワガタ
明かりに飛来してきた雌のミヤマクワガタを葉の上に乗せて記念写真を撮りました。頭部中央から出ている黒い突起物の先にある橙色の毛は下唇鬚(かしんひげ)といいます。07/03
 写真を撮った後で,気になっていることが1つありました。それは,頭部中央から出ている(大あごと大あごの中央)黒い突起物の先が橙色をしていることでした。
ごみがついているのかなと気になっていました。ところが,南方新社出版「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」を読みましたら下唇ひげと書いてありました。そこには橙色のひげが写っていました。今まで下唇鬚と漢字で表記してその読みを(かしんしゅ)としてきましたが,南方新社の図鑑に従って読み方は「かしんひげ」と致します。

ミヤマクワガタ
明かりに飛来してきた雄のミヤマクワガタ。07/20

 科名 甲虫目クワガタムシ科
 和名 ミヤマクワガタ
 大きさ 体長♂43~72mm,♀32~39mm
 食餌動植物 幼虫は朽ち木の中にすみ,その朽ち木を食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州
 活動月 6~9月
 特徴 成虫はクヌギ・コナラなどの樹液に集まります。
     成虫では越冬しない短命タイプのクワガタです。

灯火にも 雄雌飛来 樹液にも

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こんにちは!
流石に ♂の角は 立派ですね!♪(^^)
♪ピュー Ɛ (口笛吹いてます)
P★! P★!

おはようございます。

ミヤマクワガタは北海道だと普通に見れます、平地でもいます。

ノコギリの方が札幌だとあまりみないんで、割とノコギリのほうが好みです。

ミヤマクワガタの大きい個体はクワガタ屋さんには非常に人気があるようですね(^O^)

●白雲 さんへ

おはようございます。
幼い頃,大きなミヤマクワガタを持つことが憧れでした。
大人になってから手にすることができるようになりましたが,
写真を写すことで満足しています。

だんちょう さんへ

おはようございます。
ミヤマクワガタは毎年,少しだけ見ることができます。
灯火にも飛来するとは思いもよりませんでした。

シーズンが終わってから記事にしたのは,採られてしまうことをおそれたからです。
子供にとっては,のどから手が出るほど欲しい生き物ですね。
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