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アジアイトトンボ

2014年9月1日(月)
アジアイトトンボ   撮影年:201404/24④,04/25①②,05/02③場所:北茨城

 トンボ目イトトンボ科のアジアイトトンボを紹介します。(写真はクリックすると大きくなります。)
 北茨城市平潟にはアジアイトトンボは居ないと思っていました。ところが,4年前の夏,庭でアジアイトトンボを見つけました。200mくらい離れた所から飛んで来たに違いないと思っていました。
アジアイトトンボ
①第3腹節から長くなるので数えると全部青いのは第9腹節と分かるアジアイトトンボ。数字は腹節の番号を示しています。
 そこで,私が名付けたトンボ池に4月下旬,確かめに行きました。池の東側でやっとアジアイトトンボを見つけました。それで満足して帰り写真を見てがっかりしました。第9腹節が青いということが,それらの写真からはよく分からなかったからです。

アジアイトトンボ
②アジアイトトンボの腹端の様子です。
 どうしても,確認したいので次の日もトンボ池に出かけました。前日の失敗からなるべく横の方向から写しました。ところがあいにくその日は日差しが強く体側の部分がよく写りませんでした。

アジアイトトンボ
③上2枚の写真を写した前日に上の方向から写したアジアイトトンボ。これでは第何節が青いのか分からずがっかりしました。
 次の手を考えました。アジアイトトンボを捕まえて写真を写すことにしました。不運なことに,動きが鈍くなるのを待っていたら絶命してしまいました。
 でも,この写真から第3腹節から急に長くなることが分かりました。この方法で数えると1枚目の写真で全部節が青いのは,第9節でした。しかも,第8節には下の方に青い筋があるのが確認できます。この青い筋は,アオモンイトトンボにはありません。
 更に,第2腹節にある副性器まで写すことができ幸運でした。

アジアイトトンボ
④第3腹節から長くなることが分かり第何節が全部青いか数えやすくなったアジアイトトンボ。第8腹節下側に青い筋があります。第2腹節には副性器(青矢印)がついています。数字は腹節の番号を示しています。

 科名 トンボ目イトトンボ科
 和名 アジアイトトンボ
 大きさ 体長26~31mm
 食餌動植物 成虫は小さい昆虫を食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州・南西諸島
 活動月 4~11月
 特徴 未成熟な雌は橙色をしています。

アオモンと 青い腹節 ずれている

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