ショウブ 晩春から初夏に咲く花


ショウブ 晩春から初夏に咲く花
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ショウブの花  花茎(ほかの葉より細い)中央下辺りに咲くので見つけにくい  撮影日:2008/05/05

①名のいわれ
 昔,菖蒲とかいて「あやめ」と呼んでいた物がこの植物です。そのうち音読みが普通になりショウブと呼ぶようになったと思われます。それでは,現在私たちが「アヤメ」と呼んでいる植物は当時(万葉集編纂の頃)何と呼ばれていたかというと「花アヤメ」です。
 即ち,茎の頂上に紫色の花をつけて,目立つ現在のアヤメを「花アヤメ」と呼び,ショウブをただの「アヤメ」と呼んでいたのです。
 葉の様子が似ていたからだと思います。

②特徴
 ところで,ショウブの花を見たことがありますか。ほとんどの方は見たことがないと思います。私はショウブを見ていて不思議でなりませんでした。ショウブは被子植物です。被子植物は必ず花を咲かせます。それなのに,いつ見ても咲いている様子は無かったからです。それは,花は咲いても私が気付かなかっただけなのです。その理由は2つあります。

 1つ目は低い所に花をつけるからです。葉の陰になって見づらい上に葉の真ん中あたりよりも低めの所に花が咲くからです。

 2つ目は花がごく僅かしか咲かないからです。8畳くらいの広さなら,せいぜい3個咲くか咲かないくらい僅かなのです。

 花期は5~7月と図鑑にあったので6月頃ショウブの花を見つけに行きました。葉の根もと辺りを探しましたがなかなか見つけられません。そのうちついに1個花を見つけました。不思議なもので1個見つかると,次々と見つかり,合計3つ見つけることができました。
ちなみに花をつける花茎は,ほかの葉よりも細くなっています。

 ショウブの葉を揉むと良い香りがします。この香が素敵でショウブを見るたび香りを嗅いでいます。香りがある植物は薬効成分があるらしく昔から利用されてきました。ショウブは菖蒲湯にして民間では利用してきました。端午の節句でも縁起を担いで用いてきました。
 今では何でも安く簡単に手に入るので昔からの習わしが廃れてしまい寂しいです。

③五七五
 その昔 アヤメと呼ばれ 今ショウブ

 低すぎて 数も少なく 見つからず

 見つかれば こつが分かって 次々と

 よい香り 通りすがりに 嗅いでいる


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ツマキホソハマキモドキ  撮影日:2010/07/03

このショウブの葉を幼虫が食草としている奇麗な蛾を紹介します。名前はツマキホソハマキモドキといいます。昼間ショウブを探すと見つかる蛾です。この蛾の後ろ脚の動かし方は珍しい回転運動をするそうです。


次回はセンボンヤリかハナネコノメ・クモキリソウのもとの名は・ガマの仲間
・クサアジサイ・ニッコウキスゲ・マタタビ・サルナシ・ヒツジグサ・オオマツヨイクサ
・3月に見られた蛾・アヤメ科の植物 のうちのいずれかを計画しています。



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