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初夏の花6

2014年7月19日(土)
初夏の花6   撮影日:2014/07/19  ③のみ2002/07/14 場所:北茨城

 北茨城で見られる園芸種(①・②)や野草(③~⑤)を紹介します。

ベニバナサワギキョウ
①ベニバナサワギキョウ(ギキョウ科) 別名ロベリア・カルディナリス
 北米原産です。日本には形はそっくりで青い花が咲くサワギキョウがありますが,北米原産のものは真っ赤な色で目を惹きつけます。
 この花がキキョウの仲間とは,とても信じられませんが,その証となるものが1つあります。それは茎や葉を傷つけると白い汁が出ることです。今朝,試しに葉を千切ってみますと予想通り白い汁が出てきました。


サフランモドキ
②サフランモドキ(ヒガンバナ科)
 西インド諸島・メキシコ原産です。花弁が奇麗な桃色なので好きな花です。


ナミキソウ  ナミキソウ
③ナミキソウ(シソ科)
 ナミキソウを漢字で表現すると波来草となります。波が来そうな場所に生育しているから,そのような名が付いたものと思われます。北茨城では砂浜に生育していました。花壇の土でもどんどん殖えていく丈夫な植物です。
 茎は四角形で葉は対生というシソ科独特の特徴を持っています。


カリガネソウ
④カリガネソウ(クマツヅラ科からシソ科)
 私が学生の頃はクマツヅラ科でしたが新しい分類法になってからシソ科に移りま
した。漢字で書くと雁草となります。雁とはカモ科の水鳥を指しています。花弁の様子を雁に見立てているようです。
 雌しべや雄しべが長く突き出ているので帆掛草の名もあります。
 最大の特徴は匂いです。私が初めて見たときは変わった花で青い花弁が奇麗でしたので車に乗せて家に持って帰りました。運転しながら何か異様な臭いがするので気になっていました。名前を調べるときになって初めて,その匂いはカリガネソウが出していたことに気付きました。
 北茨城市石岡に自生している花の種子を取ってきて蒔いたらどんどん殖えましたので,お知り合いに分けてあげました。そのお陰で北茨城市平潟には2箇所で見られるようになりました。肝心の石岡からは用水路工事のため無くなってしまいました。
 どういう訳か石岡では8月下旬に咲いたのに,平潟では7月下旬から咲いています。


ツユクサ
⑤ツユクサ(ツユクサ科)
 この花の青い汁はやがて消えてしまいますが,ものにつきます。それで,つきくさがなまってツユクサになったという説があります。

 写真をクリックしてどれが花粉を沢山出している雄しべか見て下さい。

 雄しべが6つあるうち,青い花弁に近いπの字に似た黄色い3つはほとんど花粉を出さない偽の雄しべだそうです。前方に大きく突き出た2つの雄しべは沢山花粉を出しています。その途中にある黄色い1つの雄しべは少しだけ花粉を出しています。


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