・ネムノキ2 夏の花1

ネムノキ2 夏の花
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④花のつくり


aはそれぞれの集まりの中で1つだけ大きく目立っています。

bはaを取り囲むように10個以上集まっています。




 左の写真を見ると瓢箪の形をしたもの(aとb)が10個以上集まって1つの花を構成しているのが分かります。やがて,その瓢箪の形をした物から,上をピンクに染め分けた多くの雄しべと1本の雌しべが出ます。
 中央に1つだけ大きな瓢箪の形をした物(a)が見えます。そこからだけ蜜を出して昆虫を誘っていると,ブログ「そよ風のなかで」で紹介されています。外の花からは蜜を出していないのだそうです。どの花からも出すより,大きくて目立つ1つから出した方が安あがりだからです。 





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aは上の写真でもaに当たります。10個以上集まっている花の中で唯一の蜜壺です。

bはそこから出ている雌しべです。

cは10個以上集まっている瓢箪形から出る雌しべです。








 ところで,ネムノキの花の盛りは夜です。夜ということは,暗くて見えませんから香を出して昆虫を誘っているそうです。甘い桃のような香だそうです。私は未だ,嗅いだことはありませんが今度是非,嗅ぎたいと思っています。
 では,どんな昆虫が訪れるのでしょうか。蜜のある所までは長いのです。夜活動する口の長い昆虫といえば蛾が考えられます。弱々しい雄しべや雌しべには止まれませんから空中で止まりながら蜜が吸えるスズメガ類らしいです。

 さて,雌しべはどこにあるのでしょうか。最後の写真を見ると,何か花の中央に白く見えるものがあります。私はそれが雌しべだと思っていました。ところが,違うのです。ピンクの雄しべに混ざって上の方まで白い糸のような物が幾本か見えます。それが雌しべなのです。
 bやcが雌しべです。上から下まで白いので見分けがつきます。aは蛾に蜜を提供するただ1つの蜜壺です。bはその蜜壺の鼻から出ている雌しべです。この蜜壺から出る雄しべだけは斜め下から斜め上まで放射状に出ています。スズメガ類の蛾に目印になるようにしているのでしょうか。
(雌しべは瓢箪形の物から,それぞれ1本出ます。)

 今回,ネムノキの記事を書いていて正直,ネムノキを全然理解していなかったことが分かりました。


 私はネムノキの花の写真を奇麗に撮ろうとばかり考え,花が咲いた後どのようにして種子ができるのかまでは想像しませんでした。でも,そこまで考えてはじめて,植物や昆虫のつながりを理解したことになります。
 片方の生物がいなくなってしまえば,もう片方の生物も姿を消していく運命にあります。世の中のことは,持ちつ持たれつなのだと,このネムノキは教えてくれています。


⑤短歌と五七五

 大部分 雄しべが占める 合歓(ねむ)の花 雌しべは一体 いずこにありや

 蛾に蜜を あげて受粉を してもらう 蜜壺1つ 高くして待つ

 全部白 雌しべ見分ける 目印だ

 夕方に 葉を閉じるので ネムノキと




明日はセンボンヤリかハナネコノメ・クモキリソウのもとの名は
・ガマの仲間・クサアジサイ・ニッコウキスゲ・マタタビ・サルナシ・ヒツジグサ
・オオマツヨイクサ・ショウブ のうちのいずれかを計画しています。
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