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オバボタル

2014年7月3日(木)
オバボタル   撮影日:すべて2014 場所:勿来の関
 ホタル科のオバボタルを紹介します。
初めて,このオバボタルを見たときには理解に苦しみました。勿来の関には小さな川しかないので,とてもホタルが生息する環境ではないと思っているからです。ですから,「なぜ川もないこんな山の中にホタルがいるのだろう。」と疑問を持ったのです。
 図鑑で調べましたら,陸生のホタルであることが分かりました。ホタルの仲間は幼虫時代,水の中で生活するのだろうとばかり思っていたので驚きました。
オバボタル
赤い紋がこの個体だけ大きいのでオバボタルでなくオオオバボタルかも知れません。あのとき大きさを測っておけばよかったと後悔しています。  撮影日:06/25 
この個体は赤斑が下の写真の個体より大きいのでオオオバボタルです。詳しいことは7月6日の記事オオオバボタルをご覧下さい。

 7月上旬昼,勿来の関を歩いていると,黒い体でか弱い飛び方をする昆虫が見られます。体が大きければオオオバボタルです。体長が7~12と小さければオバボタルです。胸部に赤い紋があり,ヘイケボタルに似ています。
 しかし,オバボタルには赤紋の回りに黒い縁取りがあるのでヘイケボタルと区別がつきます。

オバボタル
ヘイケボタルに似ていますが赤い紋の回りが黒くなっているオバボタル。 撮影日:05/29 
 どうも,最初の写真の昆虫は赤い紋が大きいのでオオオバボタルだと思っているのですが,専門家ではないのではっきりしたことは言えません。
 私は,オオオバボタルをオオバボタルと覚えていました。大きいオバボタルの意味だったのかと思いました。

参照
オバボタル - 日本産ホタル科の全図鑑
オオオバボタル - 日本産ホタル科の全図鑑

オバボタル
雄雌の伝達手段は発光でなく性フェロモンによるオバボタル。そのため複眼は小さく触角が発達しています。  
撮影日:06/13 


 科名 ホタル科
 和名 オバボタル
 大きさ 体長7~12mm
 食餌動植物 幼虫はミミズを食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,屋久島,対馬
 出現月 6~7月

 特徴 幼虫の生活場所は浅い土中や朽木の下などです。

赤紋の 黒縁取りが 区別点


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Secre

No title

こんばんは!
ホタルですか! 珍しいですね!
当地にも陸生のヒメボタルが生息しているのですが、夜は車の運転が危ないので 見に行ってません(^_^;)
P★! P★!

●白雲 さんへ

おはようございます。
ヒメボタルも陸生のホタルであることが分かりました。
ヒメボタルは光が交尾の刺激となるので大きい目をしていて可愛いです。
昼間,観察できるオバボタルで我慢します。(^_^;)
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