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ミドリヒョウモン

2014年7月2日(水)
ミドリヒョウモン   撮影日:2014/07/01 場所:勿来の関

 タテハチョウ科のミドリヒョウモンを紹介します。
 勿来の関には交差点が一つあります。そこはY字路になっていまして下り坂の方を進むと北茨城市に続いています。
 その付近には青紫花のウツボグサと白い花のヌマトラノオが咲き誇っています。ここを10時23分頃通りますと鮮やかな橙色のチョウが飛んで来てウツボグサの蜜を吸い始めました。
ミドリヒョウモン
鮮やかな橙色のミドリヒョウモン雄。最後の写真が撮れていたから裏の紋様が分かりミドリヒョウモンだと分かったのです。
 翅を開いたときをねらってパチリ,パチリと撮りました。翅の開閉に合わせてシャッターを押すのですが,どうもタイミングがずれてしまいます。でも,このことが良かったのです。表の紋様は似ていますが,裏の様子は種によってはっきりした違いが見られるからです。

ミドリヒョウモン
この写真のミドリヒョウモンは雄です。前翅後縁に沿って3本の褐色筋があるからです。
 翅の紋様を見てヒョウモンの仲間だと分かりましたが,似ている種があって迷いました。ところが,ミドリヒョウモンは後翅の裏に白い「ツ」の字形の縦筋があることに気がつきました。最後の写真を見て下さい。白い「ツ」の字形の縦筋があるのでこのチョウはミドリヒョウモンだと分かりました。
 ところで,この写真のミドリヒョウモンは橙色が濃いので雌だとばかり思っていました。でも,いろいろなサイトでこれは雌だろうと思って見ると雄と書いてあります。どこで判断しているのだろうと思っていました。ついにそれを見つけました。
 前翅表側後縁に沿って褐色の筋が3本あれば雄なのです。

ミドリヒョウモン
後翅裏には白い「ツ」の字形の縦筋があるミドリヒョウモン。この紋がトレードマークです。雄の翅裏が緑色なのがミドリの名の由来と思われます。

 科名 タテハチョウ科
 和名 ミドリヒョウモン
 大きさ 前翅長35~40mm
 食餌植物 幼虫はスミレ類を食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州
 出現月 5~6月,9~10月

 特徴 後翅裏側は黄緑色で白い「ツ」の字形の縦筋があります。この斑紋で類似種のクモガタヒョウモン、ウラギンスジヒョウモン、オオウラギンスジヒョウ、メスグロヒョウモンなどと区別することができます。

似ているが 後翅の裏に ツの字あり

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Secre

No title

こんばんは!
綺麗なミドリヒョウモンですね!
出現月は 5~6月,夏眠して 9~10月にまた飛ぶそうですが・・・緯度が高い貴地では、夏眠しないかも知れませんね? 
P★! P★!

●白雲 さんへ

おはようございます。
一眼レフカメラで撮ればもっと奇麗に撮れたかも知れません。
重いのでニコンのコンパクトデジカメで撮っています。
ミドリヒョウモンが夏眠をするなんて分かりませんでした。
有り難うございます。
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