オビカレハ

2014年6月30日(月)
オビカレハ   撮影日:2014/06/28 場所:勿来の関

 カレハガ科のオビカレハを紹介します。
 この蛾もヒメシロモンドクガと同じく幼虫を先に見ています。最初に幼虫<写真はこちら>を見てから3年後に,やっと成虫を見ることができました。地の色が水色で柔らかい毛が生えた奇麗な幼虫に見えました。
 幼虫たちは枝に糸を張り共同の巣を作るそうです。それでテンマクケムシとも呼ばれます。
 幼虫の写真は写してありましたが,名前は成虫が出てくるまで分かりませんでした。「みんなで作る日本産蛾類図鑑」で成虫の後に幼虫の写真が掲載されていたので分かったのです。
オビカレハ
黄色い地に2本筋だけのオビカレハ雄。雌は筋と筋の間が全部褐色になっていて帯のように見えます。
 オビカレハの写真を見て,何科に属するのか見当が付きませんでした。先ず,「四国産蛾類図鑑」と私のHP「北茨城・勿来 周辺の博物誌 蛾の図鑑」でヤガ科のコヤガ類を探しました。見つかりません。でも,写真を見ているうちに後翅がはみ出ていることに気がつきました。(3枚目の写真の青矢印)
 今までの観察で,このようにはみ出ているのはシャチホコガ科とカレハガ科だけです。毛深くないのでシャチホコガ科ではないと判断しました。そのとき,触角を外に出し体に寄せるようにしている仲間がカレハガ科にいることを思い出しオビカレハを見つけました。

オビカレハ
触角を外に出し体に寄せるようにしているオビカレハ雄。
 オビカレハは卵を枝に何回りも産みます。丁度それが帯のように見えます。
 雄と雌では翅の筋模様が違います。雄は写真のように2本の筋が等間隔に並んでいるだけです。
 雌の方は筋が無く,その代わりに,それらの間を褐色の帯が左右に伸びています。これが,名の由来になっていると思われます。
 卵の産み付けられた卵の様子も雌の翅の様子も二つとも帯状に成っているところが不思議です。

オビカレハ
後翅が前翅からはみ出ている(青矢印)オビカレハ。これに気がつき手がかりとなって名前が分かりました。

 科名 カレハガ科
 和名 オビカレハ
 大きさ 開張♂30~35mm,♀40~45mm
 食餌植物 幼虫はウメ、サクラ、モモ、リンゴ、バラ、ヤナギ、ミズナラ、クヌギ、ナシ、カキ、ウツギ、コナラ、ササなどを食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州・対馬・,屋久島
 出現月 5~6月,7~8月

 特徴 卵が枝に何回りも産み付けられます。卵で越冬します。幼虫は枝に糸をはって膜を作り共同の巣を作ります。そのため,テンマクケムシとも呼ばれています。

前翅から はみ出る後翅 手がかりに 見つけて嬉し 初夏の関かな


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オビカレハは北海道でも出始めました。

小さいカレハは少ないんでいいですよね。

だんちょう さんへ

未見の蛾でしたので嬉しく思いました,
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