オオギンスジハマキ

2014年5月20日(火)
オオギンスジハマキ   撮影日:2014/05/20(①③④),2013/05/11(②) 場所:勿来の関

 ハマキガ科のオオギンスジハマキを紹介します。
 この蛾には去年の5月11日に初めて出会いました。少し橙色がかった鮮やかな紅色が印象に残っている美麗な蛾です。灯火に飛来した蛾を離れた場所から撮ったので良い写真は撮れませんでした。

 しかし,今年は道端の草に止まっていましたので楽に撮ることができました。そのお陰で鱗粉の隙間の黒い地色まで写すことができました。逃げられないようにそっと9枚くらい写しました。羽化したばかりだったのでしょう。その間僅かに左上にずれただけでした。顔の様子も分かるように正面や横から写せばよかったと後悔しています。

 胸部と前翅にある黒ずんだ所は見る条件によって銀色に光って見え,オオギンスジハマキを魅力的にしています。

オオギンスジハマキ
①銀に赤 三筋模様の 鮮やかなオオギンスジハマキ♀。事故で右触角を失っています。建物の明かりに飛来した雄の写真です。

 去年写したオオギンスジハマキと見比べてみました。頭に一番近い横線が後縁付近で急に幅広くなっていること以外,大きな個体差は無いようです。ただ,今年の蛾は事故にあって右触角が途中からありません。

 ここまで記事を書いていて気になっていたことが一つありました。それは二つのサイトで下のように書いてある内容でした。具体的にはどういうことなのかぴんときませんでした。でも,去年<こちら>と今年の画像を見ているうちに気がつきました。

「みんなで作る日本産蛾類図鑑」では「♂は前翅の縁が折り返されている。」<きじはこちら>

「虫ナビ(Mushi Navi)」では「♂には狭い前縁襟がある。」<記事はこちら>

 去年のオオギンスジハマキの写真の蛾は青矢印で示した部分が外側に折れていて上から見えやすくなっています。

 今年のオオギンスジハマキの写真(最初のもの)も折れているように見えます。

 しかし,決定的な違いがあります。青矢印で示した部分が今年の蛾は短いのです。つまり,頭から一番近い横線までしかありません。去年の蛾はその線を越えています。念のために外のサイトにある画像を見ましたが,雄はその線が長く,しかも外側に折れていました。

オオギンスジハマキ
②青矢印の部分が長く,しかも外側に折れている去年のオオギンスジハマキ♂。

 思わぬことからオオギンスジハマキの雌雄判別方法まで分かり満足しました。

 結論
 ①雄は青矢印の部分の線が頭から一番近い線を越えていて長い。
  ・その部分(黒ずんだ所)は外側に折れている。
 ②雌は青矢印の部分の線が頭から一番近い線を越えず短い。
  ・その部分(黒ずんだ所)は外側に折れない。

オオギンスジハマキ
③雌のオオギンスジハマキは慎重なので明かりに飛来しないのかも知れません。

オオギンスジハマキ
④この方向から見ても外側に折れていないことが分かる雌のオオギンスジハマキ。

 科名 ハマキガ科
 和名 オオギンスジハマキ
 大きさ 開張 ♂17~20mm ♀22~24mm
 食餌植物 幼虫の食餌植物はリンゴ、サクラ、モモ、スモモ、ナシ、イタヤカエデ、マンサク、ケヤキ、ハルニレ、ハンノキ、イヌコリヤナギ、カワヤナギです。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,奄美大島
 出現月 5~6月
 特徴 ♂は前翅の縁が折り返されているそうです。
     銀筋模様は僅かに個体変異があります。

銀に赤 三筋模様の 鮮やかさ


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