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・早春の花コセリバオウレン謎めいた花

早春の花コセリバオウレン 謎めいた花
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雄花 葯が破れて花粉が見える雄しべ a は花弁の方に傾いている。 撮影日:2000/3/28

①名のいわれ
 根茎が黄色なのでオウレン(黄連)と呼ばれます。小型で葉がセリの葉に似ているのでコセリバオウレンと名付けられました。

 健胃剤にするというので噛んでみると案の定苦い味がしました。

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雄花 花の中央に赤くて小さい退化した雌しべが見える。 撮影日:2000/3/28

②多様な花
 写した写真を見比べているうちにどうにも分からなくなりました。 花の様子が全然似ていないのです。

 それらの花は大きく三つに分けられました。
 雄しべだけの花,雌しべだけの花(実は紛らわしいことに雄しべが二本ついている花もある),どちらもある両生の花の三つです。 図鑑には雌雄異株とあります。だから,雄花と雌花があるのは理解できました。しかし,両生花があるなんて思ってもいませんでした。
 運が悪いことに,図鑑には雌花の様子がよく写っていません。更に,運が悪いことに,両生花もありますとは,一言も触れられていないのです。
 そういう訳で長い間,コセリバオウレンの花を理解できないでいました。
 ところが今日2013年3月7日,ブログ「花*花・Flora」を拝見しているうちに疑問が解けました。

 実は,このオウレンの仲間は花が変化に富んだ種類だったのです。三つの型の外にも退化した雌しべを付ける雄花,雌しべの数が少ないが両生花と思われる花(下の左側の写真),同じ株なのに雄花も雌花もついているなど(私は見つけていませんが)多様性に富んでいたのです。

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左:両生花 上の花には三つの小さい雌しべ b が見える。  右:雌花 ただ右端の花には二つの雄しべが見える。
撮影日:左 2006/4/1  右 2000/3/28

 一つの株に雄花も雌花も付けるなんてとても信じられません。自家受粉を避けるために,雄株と雌株に分かれて咲くのに不思議な咲き方をする植物です。
 でも,こういった咲き方はマタタビでも観察しています。

 ところで,両生花と雄花では雄しべの成熟度が分かります。葯から花粉が出るようになると雄しべが外側(花弁)の方に傾いていくのです。

 驚きがもう一つありました。それはこの仲間(オウレン)の茎が光の来る方向を向こうとして大きく運動する動画を見たからです。ブログ「花*花・Flora」のセリバオウレンに出ています。


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完全な両生花    白くて大きい方が萼(5枚)で小さい方は花弁 撮影日:2010/04/08

③短歌と五七五

 根茎の 様子そのまま 名に出てる 噛んでいるうち 増す苦さかな

 オウレンは 三つの型の 花がある 雄花雌花に 両生花あり

 熟すると 雄しべは外に 傾くぞ

 花のうち 奇麗な方は 両生花


次回はフタリシズカを計画しています。短歌と五七五をご期待下さい。
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tag : コセリバオウレン 早春の花

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