ヒオドシチョウ

2014年3月31日(月)
ヒオドシチョウ   撮影日:2014/03/31 場所:勿来の関
ヒオドシチョウ
全体の感じがキタテハやシータテハに似ているヒオドシチョウ

ヒオドシチョウ
去年の初夏に羽化してから成虫で越冬し約9ヶ月後の春に産卵するヒオドシチョウ

ヒオドシチョウ
黄矢印で示された足2本が体の右側の方の足です。左側にも足が2本ある訳ですから合計4本の足しかないように見えるヒオドシチョウ。翅を閉じると地味な色になりどこに居るか分からなくなります。

 タテハチョウ科のヒオドシチョウを紹介します。
今日(2014年3月31日),勿来の関のいつもの歩道を歩いていると,突然飛んで前の方に止まったチョウがいます。キタテハに似ています。でも,何か翅の様子が違います。それにしても,どこかで見たような気がしました。そうです。白雲さんのブログ「♪自然への回帰」3月29日の記事で見たのを思い出しました。
 今までならチョウに見向きもしなかったのですが,コツバメの発見から蛾だけでなくチョウにも関心を持つようになったたからです。

 このヒオドシチョウは変わっている点が2つあります。
 1つは足の数です。最後の写真を見て下さい。体の右側についている足(黄矢印)が2本で左側(翅の影になっている方にも)2本ある訳ですから,何と4本の足しか見えません。足が2本足りないのです。
 小学校の理科の時間に「昆虫の足の数は6本です。」と教わりました。実は,あとの2本は前足で退化して小さくなっているそうです。折りたたまれて体毛の中に埋もれているので,無いように見えるだけのようです。詳しくは<こちらこちら>をご覧下さい。
 実は,足が4本のように見える(2本は退化して小さくなっている)昆虫はヒオドシチョウだけではないのです。そのような仲間は次の4つの科のチョウです。
 ①テングチョウ科
 ②マダラチョウ科
 ③タテハチョウ科
 ④ジャノメチョウ科

 2つめは産卵時期です。多くの昆虫は羽化すると雄が寄ってきて交尾し産卵します。ところが,ヒオドシチョウは初夏の頃,羽化したあと越冬し春の頃,産卵を迎えるという変わり種です。

 最後に名前についてです。ヒオドシチョウを漢字で表記すると「緋縅蝶」となります。緋とは赤いという意味です。昔,鎧を作るとき緋色の細長いひもを通して作ることを緋縅(ひおどし)といいました。その赤い色とこのチョウの翅の色が似ていることからヒオドシチョウと名がついたものと思われます。

 科名 タテハチョウ科
 和名 ヒオドシチョウ
 大きさ 前翅長32~42mm
 食餌植物 ニレ科(エノキ)・ヤナギ科
 特徴 成虫で越冬します。
     越冬した雌が春に産卵するそうです。
     足は6本のうち前足2本が退化して折りたたまれているそうです。

ふと見れば 足が4本 驚きだ


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足本短いとは

 昔、私も観察したな、と思って古い記事を見ると、ありました。しかし(原画を確認しないとダメのようで)、記事に掲載した縮小画像では、まったく役に立つ画像ではありませんでした。勉強になりました。

クロメダカ さんへ

足の数が4本のように見えるのは,
外のタテハチョウ科のチョウでも観察できます。
ヒカゲチョウの仲間も4本足のように見えます。
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