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・ヤドリギの半寄生生活

ヤドリギの半寄生生活
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ヤドリギの観察はいつ頃がよいか分かりますか。
それは晩秋から早春までの寒い時期です。
その時期になると,葉の陰で見えなかったヤドリギが姿を現すからです。

左の写真で円いボールのように見えるのがヤドリギです。上半分が円い半月状のものもあります。冬の間,この写真のように見える樹木はヤドリギに寄生されている木です。

ヤドリギは宿主が根から吸い上げた水と無機物をちょうだいしています。それらを利用して自分の葉で養分を作って成長している半寄生植物です。
それを宿を借りている木という意味でヤドリギと呼ばれるのでしょう。



遠くからでも分かるヤドリギ 撮影日:2007/3/10
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糸状の糞の中のヤドリギの実 撮影日:2007/3/10
ヤドリギの殖え方は独特で変わっています。
花は2月から3月頃咲き10月から12月頃実が実ります。それから2月から3月頃まで辛抱強く待っています。待っているのは実を食べてくれる鳥をです。


それも,必ず渡ってくるとは限らない大陸からの渡り鳥に頼っています。その鳥の名はヒレンジャクとキレンジュクです。
実は食べられた後,糞として出てきますが,粘りけがあるので肛門から垂れ下がります。一つだけでなく三つも四つもつながったままです。その糸状の糞が,偶々枝に触れると粘り着きます。まさにヤドリギの粘り勝ちです。
非運にも垂れ下げたまま飛んで行ってしまう場合もあるようです。


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 高い所にあって手が届かないヤドリギを手に取ってみたいと思いませんか。
 無理だと思われるでしょうが,手にするチャンスはあるのです。
 それは強風が吹いた翌日にヤドリギが寄生している木の下周辺を探せばよいのです。強風で折られたヤドリギが落ちています。


薄甘い味のヤドリギの実
 撮影日:2002/10/14

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10月から12月頃実る実 撮影日:2002/10/14
 ヤドリギは風がまともに当たる場所で生育しています。強風で折れる場合は根元近くからでなく枝から折れた方が被害が少なくて済みます。
 だから節が折れやすくなっているのだと思います。落ちて時間が経ったものほど折れやすく節という節はすべてぽろぽろ折れてしまいます。

 落ちている 風の明日の 枝探し

 鳥食べて 粘りある実は 垂れ下がり 運がよければ 枝に張り付く
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tag : ヤドリギ

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