ホソミオツネントンボ
2014年2月19日(水)
ホソミオツネントンボ

雌を捕まえておけるように腹部先端が曲がっているホソミオツネントンボ雄。よくこの格好で長時間止まっていられると思うのですが・・・。 撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市

犬の「ダルメシアン」を青く染めたような柄のホソミオツネントンボ雄。複眼も青いです。 撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市

左は羽化したばかりのホソミオツネントンボ雄。この色のままで越冬。上には抜け殻が見えます。
右は交尾中のホソミオツネントンボ。この頃,雄は青く雌は褐色を帯びた緑色になります。
撮影日:左2010/07/11 右2010/06/07 場所:北茨城市

尾のような鰓が3本あるホソミオツネントンボ幼虫。目が明るく光っています。 撮影日:2010/07/11 場所:北茨城市
アオイトトンボ科のホソミオツネントンボを紹介します。
スイレンの花咲く沼でクロイトトンボを写していると突然,犬の「ダルメシアン」を青く染めたような柄のイトトンボが目の前に現れました。
「私も写してよ。」
と言わんばかりに,目の前の葉の中程に止まり体をほぼ水平に保っています。
写しながら何とも言えない美しく青い体と目を暫し眺めていました。
沼を後にして休耕田に行きました。同じ休耕田でも水が溜まっている田にはイトトンボの姿が見られました。まさに「水ある所トンボあり」です。褐色のイトトンボがいました。今度は,犬の「ダルメシアン」を褐色に染めたような柄のイトトンボです。止まっている草には抜け殻が多数付いています。それを見て羽化したばかりのイトトンボだと理解しました。
次に,もしかして,イトトンボの幼虫(ヤゴ)もいるかも知れないと思い探しました。気づかれると潜ってしまうのでそっと歩きました。写した写真を見て驚きました。尾のような鰓が3本もあったからです。水が少ないときに鰓が多いほど沢山の酸素を取り入れられるように工夫しているのだと感心しました。
羽化した成虫は褐色のまま冬を越し春になって暖かくなると体色が青く変わるそうです。秋から初春の間,植物の葉は黄・橙・赤・褐色等に変化するので天敵に見つからないように褐色の体色を選んだのでしょう。
ところで,このイトトンボについている「オツネン」とは何を意味しているのでしょうか。
漢字で表すと「細身越年蜻蛉」です。「ホソミエツネントンボ」が訛って「ホソミオツネントンボ」になったと思われます。
ホソミオツネントンボ・アオイトトンボ・コバネアオイトトンボ・オオアオイトトンボ(成熟すると複眼は黄緑になるそうです)の4種類はアオイトトンボ科に属しています。その理由を私は複眼が青い時期があるからと考えています。
科名 アオイトトンボ科
和名 ホソミオツネントンボ
大きさ 体長 35~42mm 腹長 30mm
特徴 夏型(越冬個体)雄の体色は青色ですが,越冬型(夏に羽化した個体)は褐色です。
雄の複眼は青色です。
成虫のままで越冬するので越年(えつねん)トンボが訛ってオツネントンボとなったようです。
1年中観察されます。(成虫のまま越冬するので)
細い身で 冬を越すとは 驚きだ
褐色で 春には青く なるという
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ホソミオツネントンボ

雌を捕まえておけるように腹部先端が曲がっているホソミオツネントンボ雄。よくこの格好で長時間止まっていられると思うのですが・・・。 撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市

犬の「ダルメシアン」を青く染めたような柄のホソミオツネントンボ雄。複眼も青いです。 撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市


左は羽化したばかりのホソミオツネントンボ雄。この色のままで越冬。上には抜け殻が見えます。
右は交尾中のホソミオツネントンボ。この頃,雄は青く雌は褐色を帯びた緑色になります。
撮影日:左2010/07/11 右2010/06/07 場所:北茨城市

尾のような鰓が3本あるホソミオツネントンボ幼虫。目が明るく光っています。 撮影日:2010/07/11 場所:北茨城市
アオイトトンボ科のホソミオツネントンボを紹介します。
スイレンの花咲く沼でクロイトトンボを写していると突然,犬の「ダルメシアン」を青く染めたような柄のイトトンボが目の前に現れました。
「私も写してよ。」
と言わんばかりに,目の前の葉の中程に止まり体をほぼ水平に保っています。
写しながら何とも言えない美しく青い体と目を暫し眺めていました。
沼を後にして休耕田に行きました。同じ休耕田でも水が溜まっている田にはイトトンボの姿が見られました。まさに「水ある所トンボあり」です。褐色のイトトンボがいました。今度は,犬の「ダルメシアン」を褐色に染めたような柄のイトトンボです。止まっている草には抜け殻が多数付いています。それを見て羽化したばかりのイトトンボだと理解しました。
次に,もしかして,イトトンボの幼虫(ヤゴ)もいるかも知れないと思い探しました。気づかれると潜ってしまうのでそっと歩きました。写した写真を見て驚きました。尾のような鰓が3本もあったからです。水が少ないときに鰓が多いほど沢山の酸素を取り入れられるように工夫しているのだと感心しました。
羽化した成虫は褐色のまま冬を越し春になって暖かくなると体色が青く変わるそうです。秋から初春の間,植物の葉は黄・橙・赤・褐色等に変化するので天敵に見つからないように褐色の体色を選んだのでしょう。
ところで,このイトトンボについている「オツネン」とは何を意味しているのでしょうか。
漢字で表すと「細身越年蜻蛉」です。「ホソミエツネントンボ」が訛って「ホソミオツネントンボ」になったと思われます。
ホソミオツネントンボ・アオイトトンボ・コバネアオイトトンボ・オオアオイトトンボ(成熟すると複眼は黄緑になるそうです)の4種類はアオイトトンボ科に属しています。その理由を私は複眼が青い時期があるからと考えています。
科名 アオイトトンボ科
和名 ホソミオツネントンボ
大きさ 体長 35~42mm 腹長 30mm
特徴 夏型(越冬個体)雄の体色は青色ですが,越冬型(夏に羽化した個体)は褐色です。
雄の複眼は青色です。
成虫のままで越冬するので越年(えつねん)トンボが訛ってオツネントンボとなったようです。
1年中観察されます。(成虫のまま越冬するので)
細い身で 冬を越すとは 驚きだ
褐色で 春には青く なるという
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No title
おはようございます!
ヤゴまで見つけられるとは♪
私の上を行かれていますよv(^^)v
P★ P★!
ヤゴまで見つけられるとは♪
私の上を行かれていますよv(^^)v
P★ P★!
管理人のみ閲覧できます
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▼愉快な仙人▼ さんへ
こんばんは。
偶々幼虫がいるかもしれないと思っただけです。
そのときは予想が的中しました。
P★ P★!
有り難うございます。
偶々幼虫がいるかもしれないと思っただけです。
そのときは予想が的中しました。
P★ P★!
有り難うございます。