ヤブツバキの訪問者

ヤブツバキ 引き込まれる花の色 撮影日:2008/04/03 場所:平潟
小さい頃からずっとツバキと呼んでいましたが,ごく普通に見られる赤い花びらのツバキはヤブツバキです。ツバキは漢字で椿と書きます。春に咲く花だと思ってしまいますが,冬から花が咲き出し春になったら真っ盛りに咲くと思ったほうがいいと思います。
あるときの早春,何やらガサガサとツバキの方から音がします。しばらく見ていると鳥が姿を現しました。ヒヨドリです。花の奥に頭を突っ込みます。蜜を吸っているのです。花の少ないこの頃,餌を提供してくれる植物はヤブツバキ以外にありません。ヤブツバキに寄ってくるのにはこんな訳があったのです。
そこで私も,甘いかどうか蜜を吸って確かめることにしました。雌しべや雄しべが束になっている所をつかんで,花びらから取り恐る恐るなめてみると,何と甘いではありませんか。
ヒヨドリはこれに味を占めてツバキの花の蜜を吸いに来るのです。

毎日来るヒヨドリ こちらをうかがいながら餌をとる 撮影日:2013/02/27 場所:平潟

このヒヨドリがヤブツバキの蜜を吸うのです 撮影日:2013/02/27 場所:平潟
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