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ニトベエダシャクの円らな瞳

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ニトベエダシャク
ニトベエダシャク
櫛歯状の見事な触角が見えているので雄のニトベエダシャクと分かります。 撮影日:2012/11/23 場所:勿来の関

ニトベエダシャク
足は縮めたままでしたが体を起こしてくれていたので目が奇麗に写せたニトベエダシャク。この円らな瞳が可愛いです。 撮影日:2013/11/30 場所:勿来の関

ニトベエダシャク
体は動かさないでいてもカメラマンの方をじっと見ているニトベエダシャクの目がたまらなく可愛いです。 撮影日:2013/11/30 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科のニトベエダシャクを紹介します。
 11月に出現し12月にも見られる蛾です。前翅長19mmで中くらいの蛾です。
 名前にニトベと付いているのは,青森県出身でリンゴの害虫研究に従事した新渡戸稲雄(新渡戸稲造の甥)の名からきています。<詳しくはこちら>因みに新渡戸の名が付いている蛾は3種類(ニトベミノガ・ニトベエダシャク・ニトベシャチホコ)で残り9種類の昆虫にも付いているそうです。
 ニトベエダシャクの雄には櫛歯状の触角があります。雌の触角は糸状だそうです。未だ,雌のニトベエダシャクは見ていないので灯火に飛来してくるのは、ほとんど雄のようです。
 2枚目と3枚目の写真を撮るために建物の中を探しました。天上に張り付いているニトベエダシャクがいましたので地面に落下している松の枝を使いました。寒い今の時期は,枝先に引っかけて落としさえすればよいのです。羽ばたかず落ちるだけですから簡単なのです。落ちた蛾を枯れ落ちた松の葉を体の下に入れて足に引っかけるようにして蛾を写す場所まで運んだら準備が整います。
 じっとして動かないのは大助かりなのですが足を畳んだままなので凛々しく撮れません。足を伸ばそうとしても伸ばしてくれません。
 これが暖かい時季ですと,こう上手くはいきません。床に付く前に羽ばたいて逃げてしまうからです。このように冬は写真撮りには向いていますが,出現する蛾の種類が少ないのが残念です。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 ニトベエダシャク
 大きさ 前翅長19mm 開張30~35mm
 出現月(羽化する月) 11月
 食餌植物 カバノキ科、ブナ科、ニレ科、クワ科、バラ科、カエデ科、ツツジ科、モクセイ科、スイカズラ科
 特徴 雄は長い櫛歯の触角を雌は糸状の触角を持っている。
    雌が灯火に飛来するのは珍しい。

雌は未だ 見てない訳は 飛んで来ず

見つめてる 円らな瞳 可愛いな


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