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ウスキツバメエダシャク

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ウスキツバメエダシャク   同定するには顔の写真も撮りましょう。
ウスキツバメエダシャク
後翅外縁が薄黄色を帯びるウスキツバメエダシャク。それでウスキと名付けられたのでしょう。内横線と外横線の間にも黒い短線が見られるのが特徴です。 撮影日:2012/09/26 場所:勿来の関

ウスキツバメエダシャク
後翅外縁の薄黄色がはっきり分からないウスキツバメエダシャク。その上,内横線と外横線の間の黒い短線もよく見えないウスキツバメエダシャクもいるので同定には顔の写真が必要です。 撮影日:2012/09/19 場所:勿来の関

ウスキツバメエダシャク
顔が濃い茶色をしているウスキツバメエダシャク。鏡に止まっているので2匹いるように見えます。下は鏡に映っている蛾です。 撮影日:2011/10/13 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科のウスキツバメエダシャクを紹介します。
 昨日,勿来の関で見られるツバメエダシャク3種類の仲間の名前を紹介しました。 昨日,紹介したシロツバメエダシャクの顔とは今日のウスキツバメエダシャクは,はっきり違います。濃い茶色をしているからです。
 このように,顔の様子が分かれば簡単に同定ができるので前方から写真を撮っておく必要があります。
 でも,ウスキツバメエダシャクの後翅外縁は薄黄色を帯びるので翅の様子を見れば分かります。このようなことが言えるのは羽化したばかりの新鮮なウスキツバメエダシャクです。羽化して時間が経ってしまった個体は擦れて翅の鱗粉が落ちてしまいます。そうすると,後翅外縁の薄黄色は見られなくなってしまいます。
 結局,翅も顔も写しておくことが同定の一番の早道です。
 ウスキツバメエダシャクはよく観察される蛾です。それは,幼虫の食餌植物がイヌガヤ科、ブナ科、ニレ科、マメ科、モチノキ科、クロウメモドキ科、ツバキ科、スイカズラ科と広範囲に渡っているからです。この中で,マメ科、ツバキ科、スイカズラ科は勿来の関で普通に見られる植物ですから、ウスキツバメエダシャクが沢山観察される理由がうなずけます。

 科名 シャクガ科 エダシャク亜科
 和名 ウスキツバメエダシャク
 大きさ 開張36~54mm
 出現月 5月~7月,9月~11月
 食餌植物 イヌガヤ科、ブナ科、ニレ科、マメ科、モチノキ科、クロウメモドキ科、ツバキ科、スイカズラ科
 特徴 顔が濃い茶色で,後翅外縁が薄黄色を帯びる。

顔の色 ウスキツバメは 濃い茶色

翅の色が 後翅外縁 薄黄色



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