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ヒメヤママユ

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ヒメヤママユ
ヒメヤママユ
雄の触角はこのように発達しています。後翅の紋が見えるようにそっと前翅を上げ下がらぬうちに素早く写したので4つの丸い紋が見えるヒメヤママユの雄。 撮影日:2013/11/11 場所:勿来の関

ヒメヤママユ
縁毛が奇麗に生え揃っているので羽化したばかりのヒメヤママユの雄と思われます。大変奇麗な個体です。 撮影日:2013/11/05 場所:勿来の関

ヒメヤママユ
ヒメヤママユの雌。写真をクリックすると雌の触角も櫛歯状であることがわかります。雌の前翅外縁は黄褐色なので雄と区別がつきます。 撮影日:2011/11/04 場所:勿来の関

 ヤママユガ科のヒメヤママユを紹介します。
 勿来の関でヒメヤママユは10月下旬から見られる蛾です。前翅長40mmと大きい蛾です。このように大きな蛾はあまりいませんので会えるだけで嬉しくなります。
 不思議なことに,クモは10月になると網を張ります。おそらくヒメヤママユやこれから出現してくるウスタビガを捕らえるためだと思われます。今日(2013年11月11日)は昨日まで無事に灯火に飛来してきて壁や蛍光灯に止まっていた3匹のヒメヤママユが,無残にも網にかかって息絶えていたからです。何匹ものクモが網を張るので上手く飛んでいてもしまいには網にかかってしまいます。
 運良く獲物を得たクモは体が大きくなります。このようにして自分の子孫を沢山残していこうというのです。
 2枚目の写真の蛾は縁毛(外縁の外側に生えている毛)が奇麗に生え揃っているので羽化後間もない蛾です。だから,頭部に近い前翅前縁の黄色の鱗粉が落ちずについていて金色に輝いて見えます。非常に奇麗なヒメヤママユです。
 ヒメヤママユの雌雄の区別は簡単です。下のような特徴があるからです。
  ①雌の前翅外縁は黄褐色です。
②雌も雄も櫛歯状の触角を持ちますが,雄の触角は発達していて大きいです。

 科名 ヤママユガ科
 和名 ヒメヤママユ
 大きさ 開張♂85~90mm ♀90~105mm
 出現月 10~11月
 食餌植物 サクラ、ウメ、ナシ、スモモ、ガマズミ、クヌギ、ミズキ、ウツギ、カエデ
 特徴 雄も雌もどちらも櫛歯状の触角を持つが,雄の方の触角は発達していて大きい。雌の外縁は黄褐色である。

雌の方 外縁黄色 区別でき


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