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ビワ

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ビワ
ビワ ビワ
冬に開花する花は少ないですが,その一つのビワの花の開花。一斉に咲かずにだらだらと咲き続けるようです。 撮影日:2006/11/05 場所:平潟

ビワ
花茎が薄褐色の毛で覆われています。更に,驚くことに花弁の内側にも毛があるビワの花。防寒対策万全な花といえましょう。 撮影日:2013/11/03 場所:平潟

 バラ科の植物ビワを紹介します。
 冬に開花する花があるなんて信じられませんでした。花は暖かい時季に咲くものと思い込んでいたからです。ビワの花が寒さに負けず開花できるには花に秘密があるようです。
 ①花茎全体が薄褐色の毛で覆われている。
 ②さらに驚くことに,花弁の内側にも薄褐色の毛があることです。
 最後の写真の一番上で大きく開花している花弁5枚の真ん中辺を見ると薄褐色に見えます。それが内側にある毛です。
 外も中も毛で覆って寒さから花を守っているようです。だから,寒い冬でも花を咲かせることができ,実を実らせることもできるのでしょう。
 今初めて花茎全体が薄褐色の毛で覆われている理由を下のように考えました。

 ①の理由。子房を寒さから守り実を大きくさせるため。
 ②の理由。雌しべと雄しべを寒さから守るため。

 ビワの花に鼻を近づけると品のある香がしたので,何度も香を楽しんでしまいました。昆虫を呼ぶためなのでしょうが,雄しべは花の中央に被さるように曲がっています。まるで昆虫の訪れを最初から当てにしていないような花のつくりに見えます。自家受粉しやすくしているようにしか見えません。

 芳香がある植物には,これまでの経験から,薬用成分があったので念のため調べますと予想通りでした。葉は打ち身や捻挫,皮膚病などに効き,種子は咳止めなどに用いられるそうです。

 科名 バラ科
 和名 ビワ
 葉  互生
 樹高 6~10mの常緑高木 
 花期 11月~1月
 特徴 花には芳香がある。葉や実には薬用成分が含まれている。
 果実 5~6月に黄橙色に熟す。

毛深いぞ 寒さを防ぎ 実を作る

毛深くて 寒さ対策 万全だ

日溜まりに ほのかに香る ビワの花



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