クスサン
2020年10月8日(木)
クスサン 撮影日2019/09/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2019年9月26日に観察したクスサンです。

①クスサン(ヤママユガ科)
幼虫の餌はクヌギ,コナラ,サクラ,ヌルデ,ウルシ,アカメガシワ等の葉で普通に分布しています。
それなのにどういう訳か,勿来の関では毎年観察されません。
一年に複数回見られる年もあるので理解に苦しみます。
去年は2回観察されたのに今年は一度も観察しないまま終了しそうなので去年の資料から投稿します。
クスサンやヤママユの前翅は長いので重く前翅前縁が水平になるように上げるには力が必要です。
それで普段は前翅が少し垂れ下がり後翅の眼状紋が隠れています。
天敵に襲われたときは前翅を青矢印の方向へずり上げ目玉模様(眼状紋)を出して脅かすそうです。
そのときのために止まっているときは故意に隠しているのでしょう。
効果を上げるためにはその方が良いのでしょう。

②クスサン
大きさや格好・色彩がヤママユと似ていて混同しがちです。
しかし,黄矢印が指している外横線の様子で見分けが付きます。
クスサンは鋸(のこぎり)の歯のように大きくぎざぎざしています。
それに対してヤママユはU字形が並んでいます。
この鋸の歯は明瞭な二重線になっているものが多いのに写真のものは不明瞭です。
クスサンは触角の様子で♂♀が分かります。
♂は羽毛状で♀は櫛歯状になっています。
赤矢印が指している触角は1本1本のものが短いので櫛歯状になっています。
ですから,このクスサンは♀です。

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①クスサン(ヤママユガ科)
幼虫の餌はクヌギ,コナラ,サクラ,ヌルデ,ウルシ,アカメガシワ等の葉で普通に分布しています。
それなのにどういう訳か,勿来の関では毎年観察されません。
一年に複数回見られる年もあるので理解に苦しみます。
去年は2回観察されたのに今年は一度も観察しないまま終了しそうなので去年の資料から投稿します。
クスサンやヤママユの前翅は長いので重く前翅前縁が水平になるように上げるには力が必要です。
それで普段は前翅が少し垂れ下がり後翅の眼状紋が隠れています。
天敵に襲われたときは前翅を青矢印の方向へずり上げ目玉模様(眼状紋)を出して脅かすそうです。
そのときのために止まっているときは故意に隠しているのでしょう。
効果を上げるためにはその方が良いのでしょう。

②クスサン
大きさや格好・色彩がヤママユと似ていて混同しがちです。
しかし,黄矢印が指している外横線の様子で見分けが付きます。
クスサンは鋸(のこぎり)の歯のように大きくぎざぎざしています。
それに対してヤママユはU字形が並んでいます。
この鋸の歯は明瞭な二重線になっているものが多いのに写真のものは不明瞭です。
クスサンは触角の様子で♂♀が分かります。
♂は羽毛状で♀は櫛歯状になっています。
赤矢印が指している触角は1本1本のものが短いので櫛歯状になっています。
ですから,このクスサンは♀です。

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