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ミゾカクシ

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ミゾカクシ   撮影日:2007/010/08 場所:関本の田の畦道
ミゾカクシ
花の色が特に濃いものを選んで写したミゾカクシの花。この写真をクリックするとヘビの鎌首のように見える所から2本の糸のようなものが見えます。

ミゾカクシ
ヘビの鎌首のように見えるものは,雄しべの葯が合着して雌しべを囲んでいるものです。雄しべが花粉を出してから(雄性期),雌しべのまるい柱頭が顔を出す(雌性期)ミゾカクシの花。それを考えるとここに載せた3枚の写真は全部雄性期のようです。

ミゾカクシ
5裂した内の前方に出ている3裂の花弁の基部には黄色く縁取りされた緑色の紋様があるミゾカクシの花。

 キキョウ科の植物ミゾカクシを紹介します。
 ミゾカクシの花は以前に紹介したサワギキョウ<記事はこちら>に似ています。サワギキョウの名前を調べるときに散散苦労しましたので,形が似ているこのミゾカクシの名は簡単に探すことができました。
 ミゾカクシは花弁が5裂しているのでとてもキキョウの仲間とは思えません。しかし,茎や葉を傷つけると白い汁がでますので,キキョウの仲間であることが分かります。花の色は白っぽい色から桃色までさまざまです。私は色の濃いものを選んで写真に収めました。
 このミゾカクシは畦と畦の間のじめじめした溝や畔道によく見られました。溝を隠してしまうほど繁茂するので,ミゾカクシと呼ばれています。それで小さい頃,ミゾカクシが生い茂っている所を畦と勘違いして足を踏み込み靴をぬらしたことがありました。でも最近,溝はU字溝で整備されてしまいミゾカクシの生育環境は狭められてしまいました。
 アゼムシロの名は畦にムシロを敷いたように群生するのでつきました。


 科名 キキョウ科
 和名 ミゾカクシ
 草丈 高さ10~15㎝で横に這い節から根を出す多年草
 花期 6月~10月
 特徴 サワギキョウと同じ仲間。
名の由来 畦と畦の溝を隠すように繁茂するのでミゾカクシと。畦にムシロを敷いたように群生するのでアゼムシロと。

この仲間 花裂けてても 白い汁



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