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早春の花 ヒサカキ

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悪臭を放つヒサカキの花 撮影日:2000/3/20 場所:勿来の関

 まだ,開花している植物がほとんど無い早春に,ヒサカキは花を咲かせます。
 この花の存在は目よりも先に,鼻によって分かります。
 なぜなら小さく目立たない花ですが,独特な臭いを出すからです。
 この臭いが好きな人は,まず,いないでしょう。便所のような臭いがするからです。この臭いで動物たちを寄せ付けず食べられないようにしているのでしょう。

 ところで,ヒサカキは雌雄異株と図鑑にあります。実際には雄花と雌花の他に両性花もあるようです。毎年,ヒサカキは黒い実を沢山実らせています。この事実から考えると,自家受粉ではなく,昆虫が花粉を媒介していると考えられます。あの嫌な臭いを好む昆虫がいるとしか考えられません。

 さらに面白いことには,このヒサカキの葉を食草にしている昆虫がいます。ホタルガの幼虫が食べるのです。鳥はホタルガを食べることは少ないそうです。不味いからのようです。ヒサカキの毒を体内にため込んで天敵から自分の身を守っているホタルガの方がヒサカキより一枚上手です。これはウマノスズクサとジャコウアゲハの関係と同じです。

 北茨城周辺では,サカキの代用品としてこのヒサカキを神棚に捧げています。
呼び方もヒサカキでなくサカキと称しています。
 その理由はサカキは茨城県以南に分布していますが,北茨城市には無いから
です。
 ヒサカキはサカキより小さいから姫榊(ヒメサカキ)と呼ばれていたが,訛ってヒサカキになったという説もサカキに非ずから非榊(ヒサカキ)になったという説もあります。


 サカキとの最初の出会いは中妻小近くの車地区でした。それは大きくて見事な大木です。幸運にも,花が咲いている時に通ったので見つけることができました。梅雨の時季の雨から花を守るように下向きに咲いていました。ヒサカキとは比べられないほど品のある奇麗な花に見えました。
 2回目の出会いは関南町神岡にある稲荷神社の境内でした。2mくらいのサカキが社を囲むように植えられていました。花が咲いていたのでサカキと分かりました。


 常緑樹でよく繁ることから「栄える木」転じて栄木(さかき)になったのではないかと私は考えています。

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品のある花 サカキ 撮影日:2000/6/26 場所:北茨城市車
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