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シロスジトモエ


シロスジトモエ
シロスジトモエ
触角の形状が雄と雌では違うシロスジトモエ。櫛歯状の触角なので雄のシロスジトモエです。 撮影日:2011/08/18 場所:勿来駅西公園

 ヤガ科シタバガ亜科の蛾シロスジトモエを紹介します。
 勿来の関より北へ3km進んだ勿来駅のすぐ近くに勿来駅西公園があります。周りは住宅地ですが西側には湿地と林が広がっています。少し,勿来の関とは環境が違います。だから,観察される蛾も異なった種類が少し見られます。そこで,トモエ模様と白い筋がある蛾を2011年8月18日に見ました。
 この公園には一晩中外灯がともっているので蛾が飛来して来ます。明るくなると元いた所に戻る蛾もいます。外灯の周りの植え込みに潜むものもいます。朝の5時頃になると,カラスが潜んでいる蛾を食べにやって来ます。カラスの陰に驚いて飛び出すと餌食になってしまいます。追いかけて口で挟み食べてしまいます。真っ直ぐ飛んで逃げている途中で,食べられるのを私は2回見ることができました。
 だから,飛び出さず,じっと同じ場所にいるのでしょう。昼間は天敵の目を避け,暗くなるのを待って飛ぶのでしょう。でも,カラスも考えています。歩いて蛾を探し回っています。少しでも動いたら見つかってしまいます。だから,ツトガ科の蛾は葉の裏に隠れています。でも,すごく臆病で人影に驚いて飛び出してしまいます。ここは鳥と蛾の根比べです。ツトガ科以外の蛾は写真を撮ろうと私が近づいても,あんまり逃げないのは生き延びるための知恵なのでしょう。
 ところが,ある日スズメがひらひら飛んでいる蛾を追いかけていました。蛾の飛ぶ方向が急に変わるのでスズメは,なかなか追いつけません。それでとうとう蛾は助かりました。このとき,初めてなぜ蛾が真っ直ぐ飛ばず,ひらひら飛ぶのか訳を知りました。ところで,この写真は朝の5時頃写しました。その訳は朝早く行かないと,カラスに食べられてしまうからです。

 科名 ヤガ科 シタバガ亜科
 和名 シロスジトモエ
 大きさ 開張55-63mm
 出現月 4~8月
 食餌植物 サルトリイバラ、シオデ
 特徴
 ・雄の触角は櫛歯状で,雌は羽毛状。

大胆な 太い白筋 目を奪う


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