ツマキシロナミシャクの擬態


ツマキシロナミシャク
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このツマキシロナミシャクは触角を翅の上に乗せるとこまでヒョウモンエダシャクをまねている。 撮影日:2012/06/13 場所:勿来の関

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後翅の外縁が黄色でヒョウモンエダシャクに上手く化けているツマキシロナミシャク 撮影日:2012/06/14 場所:勿来の関

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黒い斑模様はともかく頭から腹までが黄色でキシタエダシャクに化けているキガシラオオナミシャク 撮影日:2011/06/30 場所:勿来の関

 シャクガ科ナミシャク亜科の蛾ツマキシロナミシャクキガシラオオナミシャクを紹介します。
 ツマキシロナミシャクは前に紹介したヒョウモンエダシャクに大変よく似ています。頭から腹まではキシタエダシャクに似ています。それらに似ていると有利なことがある為と思われます。即ち,天敵の鳥が敬遠するヒョウモンエダシャク・キシタエダシャクに似ることは生き残る可能性が大きくなるということです。ツマキシロナミシャクの方は,頭から腹までが黄色なので翅を左右に少しだけ開けば,どちらにも似てしまいます。上手く化けたものです。ツマキシロナミシャクの食餌植物は実が食べられるサルナシですから毒は無いと思われます。
 キガシラオオナミシャクは翅の紋様はあまり似ていませんが,頭から腹までが黄色で前翅の紋様と合わせればキシタエダシャクと似ていると思われます。
 最初にヒョウモンエダシャク,次にキシタエダシャクを紹介し,今日これらの蛾を取り上げたのは理由があります。観察をしていて,白地に黒の斑模様をした蛾が何故多いのか不思議に思っていたのです。多く見かける訳は,ヒョウモンエダシャクの記事を書いている途中で気が付きました。毒を体内に溜め込んでいるヒョウモンエダシャクやキシタエダシャクは,鳥が敬遠して食べないので,多く生き残れます。それらに似ているツマキシロナミシャクもキガシラオオナミシャクも鳥に敬遠されて生き残れる数が増えます。
 だから,ヒョウモンエダシャクのような白地に黒の斑模様をした蛾が沢山見られる訳です。

 科名 シャクガ科ナミシャク亜科
 和名 ツマキシロナミシャク
 大きさ 前翅長 18-22mm
 出現月  5-6月
 食餌植物 サルナシ
 特徴
 ・外縁部が黄色なので翅はヒョウモンエダシャクに擬態していると思われる。
 ・頭から腹までが黄色なのでキシタエダシャクにも擬態していると思われる。
 ・ツマキとは端が黄色,つまり後縁が黄色であることを示している。


五七五

ヒョウモンに 擬態するとは 知恵がある


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