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アカウスグロノメイガ


アカウスグロノメイガ
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アカウスグロノメイガ 後翅後縁沿いに膨らんだ部分があり雄と分かります。撮影日:2011/07/20 場所:勿来の関

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アカウスグロノメイガ この蛾にも脹らみがあるので雄です。雄の腹は細長いです。撮影日:2011/07/23 場所:勿来の関

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アカウスグロノメイガ 雌の後翅後縁近くには脹らみがありません。撮影日:2011/07/25 場所:勿来の関

 ツトガ科ノメイガ亜科の蛾アカウスグロノメイガを紹介します。
 この蛾は7月下旬頃から見られるようになります。雌はヒメアカウスグロノメイガとよく似ていて写真だけでは区別がつけにくいですが,雄ははっきりとした目印があって簡単に区別がつきます。その目印とは後翅後縁沿いに縦長に膨らんだ部分(表側に出張っている所)です。これを見つけて下さったのは「富山県産蛾類博物館」さんです。お陰様でこれを知ってからは同定が簡単になりました。ヒメアカウスグロノメイガの雌は「みんなで作る日本産蛾類図鑑」によると後翅にシワがないそうです。
 この蛾は光の反射具合によって別種かと思われるほど違って写ります。具体的に言いますと黄色・赤黒茶・黒っぽい色になります。
 最後の写真の蛾をアカウスグロノメイガの雌と判断した理由は次の2つです。
  ①後翅に皺があるように見えます。
  ②アカウスグロノメイガの雄がいるから雌もいるだろうと思うからです。

 科名 ツトガ科ノメイガ亜科
 和名 アカウスグロノメイガ
 大きさ 前翅長 10mm程度
 出現月 6-8月
 食餌植物 不明
 特徴 雄には後翅後縁沿いに縦長に膨らんだ部分がある。
    雌の後翅には,皺がある。ヒメアカウスグロノメイガの雌にはない。
雌の腹部は雄に比べて太くて短い傾向がある。
光の反射具合によって黄色っぽくなったり,赤黒茶になったりする。

短歌

雌よりも 雄の区別は 簡単だ 後翅後縁 脹らみぞあり 
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