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クビキリギス幼虫

2017年9月28日(木)
クビキリギス幼虫 撮影日:2017/08/28,08/30,09/05,09/06 場所:勿来の関

バッタ目キリギリス科のクビキリギス幼虫を紹介します。
8月下旬から観察していました。
でも,何という昆虫か分からないでいました。

クビキリギス雌の幼虫
淡緑色の産卵管があるクビキリギス雌の幼虫。背に2つの白筋がある昆虫は図鑑にありませんでした。2017/08/28撮影
背にある2本の白い筋を手掛かりにWeb図鑑を探しました。
でも,2本の白い筋が背にある昆虫は見つかりません。
そのうち,ブログ「行く川の流れ」の「クビキリギスとクサキリ」の画像を見て気が付きました。

クビキリギス雌の幼虫
白筋の内側に褐色の筋が現れてきたクビキリギス雌の幼虫。2017/09/05撮影
昆虫は不完全変態や完全変態をすることに,気付けば良かったのです。
知識としては頭にあっても,それを元に発展させることができないでいます。
カメムシの幼虫を写しているのに成虫の名前を探したときと同じことをしていたのです。

クビキリギス雌の幼虫
だんだん背の褐色が濃くなり産卵管が長くなるクビキリギス雌の幼虫。2017/09/06撮影
クビキリギス幼虫の体をよく見れば翅が成長していないことや未発達なことに気付けるはずです。
比較することが大事なことだと感じます。

クビキリギス雄の幼虫
上から見たクビキリギス雄の幼虫。雌の幼虫と同じく2本の白筋があります。2017/08/30撮影
写真を切り取り拡大してあるので,大きさで比べても意味がありません。
発達段階に応じて次の様な違いが見られます。
①背筋の色が白だけでなく褐色が混ざってきます。
②雌の産卵管の長さが長くなっていきます。

クビキリギス雄の幼虫
横から見たクビキリギス雄の幼虫。まだ口の周りは赤くなっていません。上と同じ個体。2017/08/30撮影

科名 バッタ目キリギリス科クサキリ亜科
和名 クビキリギス
大きさ 体長50~57㎜
分布  北海道(道南),本州,四国,九州,沖縄
出現月 4~7,9~11月
食餌動植物 植物食傾向の強い雑食です。(昆虫,イネ科植物の穂や若芽等)
特徴 夜行性です。灯火にも飛来します。成虫で越冬します。

ポイントは 背にある白筋 2本あり


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