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オビカクバネヒゲナガキバガ


オビカクバネヒゲナガキバガ
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オビカクバネヒゲナガキバガ 前翅外縁寄りにある黒帯で名前にオビが付いたのでしょう。撮影日:2013/07/02 場所:勿来の関

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オビカクバネヒゲナガキバガ 触角は前方に突き出し後ろは上がっています。撮影日:2013/07/06 場所:勿来の関

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オビカクバネヒゲナガキバガ 足がぶれているのは飛び立つ瞬間だったからです。撮影日:2013/07/06 場所:勿来の関

 ヒゲナガキバガ科の蛾オビカクバネヒゲナガキバガを紹介します。
今まで見たことがなく今年7月2日に初見の蛾となりました。毎朝,通る展望台への道でした。歩いていますと小さな昆虫が,人影に驚き逃げ回る姿に出会いました。止まった場所を見定めてから,驚かないようにゆっくり近付いて写真を撮りました。触角を前方に伸ばして止まることと,前翅の黒い紋様から初見の蛾であることが分かりました。
 この蛾がどこにいたのか調べるために,ウルシやツタウルシに触らぬように気を付けながら近くの植物を揺すってみました。アセビの木を揺すったときに限って沢山の蛾が飛び出すような気がしました。それで,道沿いにある植物を揺すって確かめました。その結果,アセビ以外の植物にも多少は隠れていますが,一番,アセビに隠れていることが多いと分かりました。
 今日紹介しているオビカクバネヒゲナガキバガの外にもカクバネヒゲナガキバガやキイロホソバヒゲナガキバガ・オオキクチブサガ等(和名不明のものもいました)が観察されました。
 7月2日以来,外灯が一晩中ついている場所以外にも蛾かいる所が分かり見つける楽しみが増えました。
最後の写真は足がぶれて写っていますが,それは飛び出す瞬間だったからです。 偶然とはいえこのことから,止まっているときの蛾の足がなぜ曲がっているのか少し分かったような気がします。足が真っ直ぐのびていたら,先ず最初に翅を動かす必要があります。最後の写真のように足を曲げていれば,足を伸ばして飛び上がれば素早く逃げられます。だから,わざわざ足を曲げて止まっているのだと,私は考えました。
画像を見て大きな牙(下唇鬚(かしんしゅ))が見られるので,いつものように「四国産蛾類図鑑」の中の「キバガのなかま」から探して名前を調べました。

 科 ヒゲナガキバガ
 和名 オビカクバネヒゲナガキバガ
 大きさ 前翅長 6mm程度
 出現月 5-6月
 食餌植物 不明
 特徴 長いヒゲ(触角をさしている)を前方に伸ばして止まる。
前翅外縁寄りに黒帯があるので名前にオビが付くのでしょう。


五七五

長いヒゲ 前に突き出し 尾は上に


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