アケビコノハ 幼虫


アケビコノハ   写真は全てクリックすると大きくなります。
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アケビコノハ ふだんは頭部が上で尾脚が下になっています。体の色は焦茶色。撮影日:2013/06/07 場所:勿来の関

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アケビコノハ 目玉模様が大きく見えるがしまりがないように見えます。撮影日:2013/06/07 場所:勿来の関

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アケビコノハ 目玉が小さく見えるがにらんでいるように見えます。体に触られると目玉模様のある部分に尾脚のある所を近付けます。撮影日:2013/06/07 場所:勿来の関

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アケビコノハ 脱皮前には頭部が下になります。撮影日:2013/06/09 場所:勿来の関

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アケビコノハ 脱皮後残された皮。黒くて細い胸脚が見えるので頭部だと分かります。撮影日:2013/06/09 場所:勿来の関

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アケビコノハ 体に触られると尾脚の先の黒い部分が凹んで見えなくなります。撮影日:2013/06/10 場所:勿来の関

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アケビコノハ いつも後ろの腹脚で体を支えています。食べるときには胸脚で葉や茎を押さえるようにします。撮影日:2013/06/13 場所:勿来の関

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アケビコノハ a頭部 b胸脚(成虫になったときの足になります。) c1~4腹脚 d尾脚 e目玉模様撮影日:2013/06/15 場所:勿来の関

 アケビコノハを紹介します。これらはアケビコノハの幼虫です。勿来の関には,アケビコノハの食餌植物であるミツバアケビやアケビが普通に生育しています。だから,幼虫はすぐ見つかるだろうと予想していました。ところが,なかなか見つかりません。一度でいいから,目玉模様のある幼虫を見ようと,諦めずに探した甲斐があってとうとう,2013年6月7日(金)に見つけました。

6月7日(金)
 横から見ると二つの目玉模様が見えますが,上から見ると四つも見えます。(2枚目の写真)
 体に触るとどうなるか,近くにあった葉で触るとUの字に空いていた隙間を埋めるようにしました。(3枚目の写真)
 更に触ると嫌々するように体を横に振ります。

6月8日(土)
 幼虫の頭がどちらかWeb図鑑「ある蛾屋の記録」の「基本用語と基礎知識」の「幼虫同定の初歩 図3-1」で調べました。URLは下記の通りです。
http://www.jpmoth.org/base/L3_001.jpg

 先端が二つに分かれている方が頭と思っていましたが,丸みがあり黒くて細い胸脚が3対ある方が頭でした。(その3対が本来の足だそうです。)
先端が二つに分かれている所を尾脚,体の真ん中あたりにある太い足は腹脚といい幼虫のときだけ見られるそうです。

6月9日(日)
 昨日まで頭が上だったのに,今日は下になっていました。(4枚目の写真)

6月10日(月)
 昨日の場所より20cm右へ移動していた。
 焦茶色から全体に白っぽくなり黄色や橙色が目立つようになっりました。(6枚目以降の写真)
 なぜ,体の色が急に変化したのかと不思議に思いながら昨日いた場所を見て気が付きました。脱皮した証拠を示す黒い皮が残っていたのです。(枚目の写真)
 胸脚がついている部分が見えるので,脱皮するときは頭を下にするようです。頭を下にして脱皮するのはヨコヅナサシガメと同じです。
 側にあるミツバアケビの葉をもぎ取って体に触ると尾脚の先端の黒いものが縮んで見えなくなります。(6枚目の写真)

6月13日(木)
 午前9時15分頃,元気にミツバアケビを食べていました。写真を写そうとして手が植物に触れると不自然な振動が伝わり,アケビコノハは活動を止めてしまうのでミツバアケビに触らずに写しました。

6月15日(土)
 午前7時17分頃,この日も食欲旺盛に食べていました。

6月16日(日)
 今日はどうしているかなと思いながら近付くと法面がきれいに除草されていました。勿来の関は福島県立公園になっていて,春夏秋の年3回の除草をしています。その結果,アケビコノハが生活していたミツバアケビを取り除かれてしまいました。
運が良ければ蛹の様子まで見られると喜んでいましたが,残念な結果になってしまいました。
 あんな観察しやすい場所はなかったのに残念です。

 科 ヤガ科エグリバ亜科
 和名 アケビコノハ
 大きさ 幼虫 大きくなると70~80mm  成虫 前翅長 50mm前後  
 出現月 5月~10月
 食餌植物 ミツバアケビ、アケビ、ムベ、アオツズラフジ、ヒイラギナンテン、メギ、カキ
 特徴 鳥の目に似た目玉模様が2対ある。尾脚を目立たせてヘビの鎌首に似せている。


観察して分かったこと
 ①脱皮したら焦茶色から全体的に白っぽくなり,黄色や橙色が目立つようになる。
 ②普通は,頭は上になっているが,脱皮のときは下にする。
 ③頭を隠すように丸くなる。
 ④尾脚をヘビが鎌首をもたげるように,いつもしている。
 ⑤不審な震動が伝わると動きを止めて暫く動かなくなる。
 ⑥幼虫の足は胸脚3対・腹脚4対(頭に近い1対は小さい)・尾脚1対である。
 ⑦体を支えるのは,後ろ3対の腹脚である。
 ⑧葉や茎を食べるときは胸脚で動かないようにしているように見える。

尚,成虫の方のアケビコノハのURLは下です。
http://kitaibaraki987.blog.fc2.com/blog-entry-4.html

五七五

鳥の目の 効き目の程は 如何ほどか

念を入れ ヘビの頭に 似せている
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Secre

No title

アケビコノハの幼虫、おもしろいですね。
まだまだ、こんな不思議な生き物を見たことのない自分をちょっと反省。
一度はお目にかかりたいものです。

これからも、珍しいもののアップを期待しています。

No title

 コメント有難うございます。
 コメントの有無をメールで知り,今朝,返事を書いています。

 その後,アケビやミツバアケビの葉が食われているものを探していますが見つかりません。

 2008/10/26に「アケビコノハ」,2013/4/9に「今年もミツバアケビの花が咲きました。」
の記事から自宅のミツバアケビにアケビコノハがいるような気がします。

 脱皮するときの頭の位置が反対になることと色が変わることに驚きました。

 目玉模様に青い筋があり,細工が細かいと感じています。

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