マエモンクロヒロズコガ
マエモンクロヒロズコガ

デジカメの画像を見ると白紋の形が円くなく台形のような形をしていました。これは未見の蛾だと嬉しくなりました。
ところが,Web図鑑で検索しても見つかりません。2日前にシロモンヒメハマキを見つけているので,ハマキガ科ヒメハマキ亜科を探したからです。白紋の中にある褐色の縞模様をヒメハマキ模様と思ったのが間違いの原因でした。頭部が白いシロモンヒメハマキの仲間はカタシロムラサキヒメハマキしかいませんでした。この蛾はヒロズコガ科の蛾ですからヒメハマキ亜科を探してもいないはずです。
見つからず,がっかりしました。こんなときには諦めて違うことをした方が良いのです。二日間分からずにいましたが,あるブログを見ているうちに見つけました。これでまた,見つけた種類が1つ増えたと嬉しくなりました。
これから速く探せるようにヒロズコガ科とヒメハマキ亜科の違いを探しました。
ヒロズコガ科
触角を翅の下にして止まることが多い。
頭部の毛が白か薄黄色が多い。
ヒメハマキ亜科
ヒメハマキ模様(前縁に沿って並ぶ縞の模様)があるのが多い。
止まるときの触角の位置は,左右に開くか,「ハ」の字に開くことが多い。
私が触角の位置が翅の下になっていて,しかも頭部が白いことに速く気が付けば良かったのです。
この蛾の幼虫食餌物は動物の皮・鳥の巣だそうです。最初の写真で,胸部の上の白い毛が終わる辺りに見える茶色の小さな虫は,恐らくそれらの動物に付いていたダニだと思われます。
名のいわれですが,ここでマエと言っているのは,前翅前縁を指しています。マエモンクロヒロズコガと呼ぶのは,前翅前縁に白い紋があり,全体的に黒っぽい蛾だからでしょう。

五七五
触角が 翅の下にある ヒロズコガ
ポイントは 頭が白い ヒロズコガ
触角を ハの字に開く ヒメハマキ
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