キイロアツバ
2016年3月28日(日)
キイロアツバ 撮影日:2015/06/08 場所:勿来の関
ヤガ科クルマアツバ亜科のキイロアツバを紹介します。
地の色が黄褐色なのでキイロアツバと名付けられたように思われます。
この蛾で一番目立つのは黄矢印で示している発達した下唇鬚(かしんひげ)です。(二番目の写真)太くて大きいうえに後方へ反り返っています。基部から途中までには毛が生えています。
1本のように見えますが,先端や途中も分かれているので左右から1本ずつ出ているように思われます。

3本の特徴ある横線が見られるキイロアツバ。前翅中央付近にある焦茶紋は目のように見えます。
止まったときの格好が,矢尻のように三角形をしているのはヤガ科の仲間に多いです。
下唇鬚(かしんひげ)(桃矢印)が発達しているのは,ヤガ科の中でもアツバの仲間(語尾にアツバが付く蛾)やクルマアツバ亜科・アツバ亜科の蛾です。

毛が生えた下唇鬚(かしんひげ)は,弓のように反っているキイロアツバ。
下唇鬚(かしんひげ)が発達している蛾は語尾にアツバが付きます。
最後の写真を見て下さい。キイロアツバには3本の横線が走っています。それぞれ名前が付いていますのでお知らせします。
①内横線(赤矢印)
②外横線(桃矢印) 私はこの線が中横線だと思っていました。
③亜外縁線(緑矢印)
・このほかに内横線と外横線の間に中横線が見られる蛾もいます。
※キイロアツバの亜外縁線は翅頂から僅かにずれた外縁から出ています。
以前のキイロアツバの記事はこちらです。

触角には瘤が見られないので雌のキイロアツバと思われます。
このキイロアツバの亜外縁線(緑矢印)は翅頂近くの外縁から出ていることが分かります。
科名 ヤガ科クルマアツバ亜科
和名 キイロアツバ
大きさ 開張 21~33㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月(羽化する月) 5~7,8~9月
食餌動植物 幼虫はカシワの葉を食べます。
特徴 触角の基部から1/3付近に瘤があるのは雄です。
弓なりの 太い横線 外側に

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キイロアツバ 撮影日:2015/06/08 場所:勿来の関
ヤガ科クルマアツバ亜科のキイロアツバを紹介します。
地の色が黄褐色なのでキイロアツバと名付けられたように思われます。
この蛾で一番目立つのは黄矢印で示している発達した下唇鬚(かしんひげ)です。(二番目の写真)太くて大きいうえに後方へ反り返っています。基部から途中までには毛が生えています。
1本のように見えますが,先端や途中も分かれているので左右から1本ずつ出ているように思われます。

3本の特徴ある横線が見られるキイロアツバ。前翅中央付近にある焦茶紋は目のように見えます。
止まったときの格好が,矢尻のように三角形をしているのはヤガ科の仲間に多いです。
下唇鬚(かしんひげ)(桃矢印)が発達しているのは,ヤガ科の中でもアツバの仲間(語尾にアツバが付く蛾)やクルマアツバ亜科・アツバ亜科の蛾です。

毛が生えた下唇鬚(かしんひげ)は,弓のように反っているキイロアツバ。
下唇鬚(かしんひげ)が発達している蛾は語尾にアツバが付きます。
最後の写真を見て下さい。キイロアツバには3本の横線が走っています。それぞれ名前が付いていますのでお知らせします。
①内横線(赤矢印)
②外横線(桃矢印) 私はこの線が中横線だと思っていました。
③亜外縁線(緑矢印)
・このほかに内横線と外横線の間に中横線が見られる蛾もいます。
※キイロアツバの亜外縁線は翅頂から僅かにずれた外縁から出ています。
以前のキイロアツバの記事はこちらです。

触角には瘤が見られないので雌のキイロアツバと思われます。
このキイロアツバの亜外縁線(緑矢印)は翅頂近くの外縁から出ていることが分かります。
科名 ヤガ科クルマアツバ亜科
和名 キイロアツバ
大きさ 開張 21~33㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月(羽化する月) 5~7,8~9月
食餌動植物 幼虫はカシワの葉を食べます。
特徴 触角の基部から1/3付近に瘤があるのは雄です。
弓なりの 太い横線 外側に

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