クロテンフユシャク
2016年1月29日(金)
クロテンフユシャク雌 撮影日:2016/01/28,01/29 場所:勿来の関
シャクガ科フユシャク亜科のクロテンフユシャクの雌を紹介します。
昨日,勿来の関にある建物の壁を見ましたらフユシャクの雌が止まっています。翅のないフユシャクとの出会いは,シロオビフユシャクやチャバネフユエダシャクに次いで三度目です。無翅でも足を動かして逃げるのは速いので慎重に撮りました。

クロテンフユシャクの雌と思われます。体長は9㎜です。最後の写真の雌とは違い色白で鱗のような皺模様があります。
直ぐ脇に居たクロテンフユシャクの雄も入れて写真を撮ったのは,おそらく交尾後間もないと思ったからです。
ウスバフユシャク・クロテンフユシャク・ウスモンフユシャクの雌は翅が無く外見だけで判断するのは不可能だからです。

交尾後間もなく少し離れたクロテンフユシャクの雄と雌だと思っています。
この雄は次のような特徴からクロテンフユシャクと同定しました。
①黒点が大きく明瞭です。
②外横線が桃矢印の所で折れ曲がっています。
③内横線が赤矢印から赤矢印まで緩く曲がっています。
この写真の雄と雌は,交尾後間もない個体だとすれば,雌の方もクロテンフユシャクとなります。

下の雌とは体色も皺の様子も違うクロテンフユシャクの雄と雌。
腹端についている毛(以後尾毛)は産卵後卵の上に被せます。寒さを防ぐためと思われます。
この日にはもう1匹雌のフユシャクが居ました。こちらは体色が黒ずんでいてわずかに小さい雌でした。私はウスバフユシャクかウスモンフユシャクのどちらかだと思っています。

2016/01/28に2種類のフユシャク雌が壁に止まっていたのですが,こちらはクロテンフユシャクの雌ではないと思われます。
体長は7㎜,体色は黒ずんでいて鱗のような皺模様がないからです。
科名 シャクガ科フユシャク亜科
和名 クロテンフユシャク
大きさ ♂前翅長12.5~19㎜ ♀体長9-11㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬7
出現月(羽化する月) 12~3月
食餌動植物 幼虫はオニグルミ,アカシデ,クマシデ,ブナ,クリ,コナラ,クヌギ,ミズナラ,アラカシ,ケヤキ,ヤマモミジ,ヤマツツジの葉を食べます。成虫は何も食べません。
特徴 ウスバフユシャク・クロテンフユシャク・ウスモンフユシャクの雌は無翅です。見た目で判断するのは不可能です。
脇に居た 雄で名前を 推測す

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クロテンフユシャク雌 撮影日:2016/01/28,01/29 場所:勿来の関
シャクガ科フユシャク亜科のクロテンフユシャクの雌を紹介します。
昨日,勿来の関にある建物の壁を見ましたらフユシャクの雌が止まっています。翅のないフユシャクとの出会いは,シロオビフユシャクやチャバネフユエダシャクに次いで三度目です。無翅でも足を動かして逃げるのは速いので慎重に撮りました。

クロテンフユシャクの雌と思われます。体長は9㎜です。最後の写真の雌とは違い色白で鱗のような皺模様があります。
直ぐ脇に居たクロテンフユシャクの雄も入れて写真を撮ったのは,おそらく交尾後間もないと思ったからです。
ウスバフユシャク・クロテンフユシャク・ウスモンフユシャクの雌は翅が無く外見だけで判断するのは不可能だからです。

交尾後間もなく少し離れたクロテンフユシャクの雄と雌だと思っています。
この雄は次のような特徴からクロテンフユシャクと同定しました。
①黒点が大きく明瞭です。
②外横線が桃矢印の所で折れ曲がっています。
③内横線が赤矢印から赤矢印まで緩く曲がっています。
この写真の雄と雌は,交尾後間もない個体だとすれば,雌の方もクロテンフユシャクとなります。

下の雌とは体色も皺の様子も違うクロテンフユシャクの雄と雌。
腹端についている毛(以後尾毛)は産卵後卵の上に被せます。寒さを防ぐためと思われます。
この日にはもう1匹雌のフユシャクが居ました。こちらは体色が黒ずんでいてわずかに小さい雌でした。私はウスバフユシャクかウスモンフユシャクのどちらかだと思っています。

2016/01/28に2種類のフユシャク雌が壁に止まっていたのですが,こちらはクロテンフユシャクの雌ではないと思われます。
体長は7㎜,体色は黒ずんでいて鱗のような皺模様がないからです。
科名 シャクガ科フユシャク亜科
和名 クロテンフユシャク
大きさ ♂前翅長12.5~19㎜ ♀体長9-11㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬7
出現月(羽化する月) 12~3月
食餌動植物 幼虫はオニグルミ,アカシデ,クマシデ,ブナ,クリ,コナラ,クヌギ,ミズナラ,アラカシ,ケヤキ,ヤマモミジ,ヤマツツジの葉を食べます。成虫は何も食べません。
特徴 ウスバフユシャク・クロテンフユシャク・ウスモンフユシャクの雌は無翅です。見た目で判断するのは不可能です。
脇に居た 雄で名前を 推測す

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tag : クロテンフユシャク
コメントの投稿
おはようございます。
多い種類ですね、個体差や、変異が割りと見られる種類ですね。
だんちょう さんへ
雄は毎年飽きるほど見ていますが,
雌に出会ったのは今年がはじめてです。
いつ出会えるかと毎日探していたので
見つけたときの喜びはひとしおでした。
雌に出会ったのは今年がはじめてです。
いつ出会えるかと毎日探していたので
見つけたときの喜びはひとしおでした。