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キオビトビノメイガ

2015年12月28日(月)
キオビトビノメイガ 撮影日:2010/10/02 場所:北茨城市

 ツトガ科ノメイガ亜科のキオビトビノメイガを紹介します。

 これらの写真は灯火に飛来した蛾を写したものではありません。北茨城市にあるダムの法面で昼間見つけた蛾です。
 キオビトビノメイガはツトガ科の蛾です。ツトガ科の特徴は草原に多く人影に驚いて直ぐ飛んで逃げ葉の裏に隠れてしまいます。しかし,最初の写真は逃げずに花の蜜を吸っている場面です。蛾や蝶は蜜を吸っているときには警戒心が弱まるから,写真が撮れたのです。
キオビトビノメイガ
黄色の紋が横に並び鳶色の地色からキオビトビノメイガと名付けられたのでしょう。水色の縁毛が目を引きます。
 2枚目の写真は,蜜吸いの写真をもっと大きく写そうとしている内に逃げられてしまい葉の表に止まった様子を写した写真です。これら2枚の写真からキオビトビノメイガは昼行性だと思われます。
 その理由は次の通りです。
 ①昼間堂々と花の蜜を吸っています。
 ②葉の裏に隠れず表に止まりました。
 ③灯火に飛来しません。

キオビトビノメイガ
ストローのような口を伸ばし花の蜜を吸っているキオビトビノメイガ。

 前翅にはアラジンの魔法のランプのような紋様が,後翅にはオタマジャクシの紋様が見られます。地の色は黒褐色(鳶色)です。黄色の紋を黄帯に見立て,鳶色の蛾という意味でキオビトビノメイガと名付けられたのでしょう。
 縁毛の内側が灰色,外側が水色をしていて手が込んでいます。

 科名 ツトガ科ノメイガ亜科
 和名 キオビトビノメイガ
 大きさ 開張 8~9mm
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。 成虫は花の蜜です。
 分布 本州,四国,九州(「四国産蛾類図鑑」に載っているので四国を加えました。)
 出現月(羽化する月) 8月
 特徴 

黄色紋 横に並んで 帯のよう


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